株式投資でトータルで勝てるようになった後に出て来た悩みとは?

株式投資でトータルで利益が出るようになった後に出て来た悩みとは?

投資とは不思議なもので、何かをクリアーできたと思うと、あっという間に次なる課題が出てきます。

例えば、投資を始めた初期段階としては、どのようにしたら勝てるかということが大きな課題になるかと思います。

ただ、必死に勉強を続けていくと、何度か勝てる場面が出てくるかと思います。

そして、何度か勝ちが続き

「俺ってすごいじゃん!」

と勘違いしたとたんに、一回の取引で大きく負けてしまったりするものです。

そのため、こうした大きな負けをどのようにしたら減らせるかと言ったことが、大きな課題になってきたりします。

このように、その投資家のレベルに応じて課題が表面化し、それと向き合って乗り越えていくということを、永遠に求められるのです!

因みに、私の場合ですと、

現在は、トータルでは利益が出せる可能性は高まっている状況かなと認識しています。

そして、次なる課題が生じており、それを克服しようと努力しているといった状況です。

ただ、ここに至るまででも、本当に辛く、不安な毎日の連続でした・・。

株式投資でトータルで勝てる状況になるまでは、どんな感じだったのか?

少し過去を振り返ってみたいと思います!

投資自体の期間は長く、開始したのは2001年となります。

ただ、当初は長期投資を行っていましたし、投資に対する取り組み方も、今思うと本当に適当でした。

2017年に会社であったある出来事を境に、それまでの投資手法を改め、また本気で腹をくくって投資に向き合うことにしました。

私の勤めている会社は、見た目の印象は多くの人がホワイトに感じているのでしょうが、実態はブラック企業そのもので、残業も月に100時間を超えることもざらでした。

今でこそ、取り締まりが厳しくなって改善はされていますが・・

そのため、会社のキャリアに傷がつく可能性もありましたが、投資に充てれる時間を作ることが急務でした。

そのためには、物凄くシンプルなのですが、会社の仕事は減らす必要があります。

減らすというのは簡単ですが、皆が劣悪な状況で残業をしている中で、その仕事にかからないようにしたり、断ったりする必要が生じてきます。

勿論、給料を頂いているので、適当にやっているというつもりはありませんが、当然、そういった姿勢は、どうしても滲み出てしまいます。

特に私の場合は、かなりブラックな状況で働いていたので、そのスタンス変化は分かりやすかったと思います・・

ですから、こうした消極的とも思われる姿勢は、会社のキャリアに対してマイナスに働く可能性が高まります!

ただ、腹をくくった以上は、仕方がありません。

このようにして作りだした時間を使って、勉強や取引を行ってきましたが、結果はやればやるほど負けるといった悪循環・・・

会社人生の方も、見切ってしまっており、ここに掛けるしかないという背水の陣にもかかわらず、やればやるほど資金が減っていく毎日・・

・正直、自分がやっていることが、本当に正しいのか?

・いや、正しいはずだ!!

・でも、本当に勝てるのか?

・向いていないのか?

こうした不安から、自問自答するような日々が続きました!

ただ、そうした日々を続けていく中で、最初のころは分からなかった「点」がつながり始めていき、自分自身のレベルアップが図られていることは感じられるようにはなって行きました!

しかし、何度も価値が続き、いよいよ勝てるようになってきたかと思うと、大きな負けを食らってしまうということが、しばらくの間、続きました。

因みにですが、その時の私は、原則としては一つの形に絞って投資を行っていました。

そのため、取引を続けていく中で、負けのパターンは明確になってきました。

一方で、一定数の勝ちは確保できるようになっていました。

リスクリワードもリワードの期待値が高いときにエントリーしており、実際の勝率もかなり高い状況を維持していました。

これは損切幅を大きくしていたことで、想定とは違う方向に株価が進んだ場合でも反転し、勝ちになることが多かったためです。

しかし、損失額が大きく膨らんだ場合、損切を躊躇し、結局大きな損失額を伴ってロスカットをすることで、典型的なコツコトドカンを繰り返していました。

つまり、「この大きな負けさえ防止できれば、勝てるのだろうな!」といったものが、頭の中では明確になってきました。

でも、メンタルにあらがえず、判断が遅れることでコツコトドカンを繰り返してしまっていたのでした!

そのため、ある時の負けを機会に、これではダメだという思いに至り、今日から絶対にどんなことがあっても切ると心に誓い、A4の紙にそのことを書いて机の前に貼りだしました!

まるで受験生のような感じですが・・(笑)

そして、それ以降、徹底して当初想定したラインで損切を徹底することで、面白いくらいに収支が改善されました。

当然、損切を徹底することで、勝率は下がりましたが、大きな負けを回避できるようになったことで、明らかにトータルで収益が出るようになって来ました。

まあ、当然と言えば当然でしょうが・・

トータルで利益を出せる可能性は高まったが、次なる課題が出て来た・・

ちょっと、話が長くなってしまいました。

このようにトータルで利益が出せる可能性が極めて高い状況にはなったのですが、やはり投資は甘いものではありません・・

次から次へと、また新たなる課題が出てきます!

一つは、マーケットの変化に応じて、対応できる投資手法の幅を広げる必要性が生じてきたことです。

ただ、話がながくなってしまうので、こちらについては今回は割愛させて頂きますね・・。

(ご希望があれば、また記事にしたいと思いますが・・)

もう一つは、どのようにしたら目標額に達することが出来るのかということです。

当然ですが、投資を通じてどの程度の資金を築きたいかは、人によって大きく変わると思います。

■億越えを目指したい人!

■月に百万円くらい欲しい人!

■月に数万円くらいの小遣いレベルが稼げればよい人!

色々、色と思います。

この中でも、特に「億越え」というレベルを目標として掲げる場合は、相当な工夫が必要となってきます。

現在の保有額にもよりますが、月に数十万円程度を単利で積み重ねていても、億越えをする頃には相当な年齢に達してしまいます・・。

そのため、億越えを目指す場合は、達成したい期間も考慮しつつ、日々の投資をどのように行っていくかを真剣に考えて、それを実践していく必要があります。

勿論、切り口は色々とあります。

例えば、

■ハイレバレッジを使った取引を行う。

■資金の回転速度を速める。

■複利を使った運用を行う。

■テンバガーなどの銘柄を狙って、極端に集中投資を行う。

などがあります。

その他にも色々と切り口はあるかと思いますし、投資手法によっては、複数の観点を組み合わせた取引も可能だと思います。

私の場合は、上記の中でも「複利を使った運用」を意識するようにしています。

因みにですが、投資で大きな資金を作る際に「複利運用」が重要なことくらいは、誰もがわかっているかと思います。

ただ、実際の取引の中で、複利運用を組み込んで実践して行くのは、思っているほど簡単なことではないと感じています。

私も、これまでに何度か、複利運用は意識した取引は行ってきました。

例えば、スイングトレードなどで何度か勝ちが続いた後に、ロットを大きくするといったことを行ったりしました。

ただ、マーケットは周期的に動いており、どうしてもマーケット状況に影響されて、「勝ちやすい時期」と「勝ち難い時期」が発生してしまいます。

そのため、「勝ちやすい時期」に大きく買ったことで、複利を意識してロットを大きくしたものの、「勝ち難い時期」にぶつかってしまい負け額が大きくなってしまうということが多々ありました。

損切については、損失額を固定してロットを変動させる方法もありますが、私の場合は投入額を概ね同等レベルとし(=株式なので若干ずれますが)、損切は「%」を意識して設定をしていました。

ですから、当然ですが、ロットを大きくしてしまえば、負けた場合の絶対額は大きなものとなってしまいます。

現金ポジション自体は、かなり余らせた状況で取引を行っていたので、投入額のレベルは固定しても良かったのかもしれません。

しかし、負けが続くと「期待値の範疇で負けているのか」「実力が伴っておらず負けているのか」確信が持てず、気が付いたらいつもの精神的に安定するロットに落としてエントリーするという状況が続きました。

こうしたことが続いたため、ある時からは、大きく資金を増やすよりは、まずは安定して利益を出せるようになることを優先することにしました。

それに伴って、エントリーロットも概ね固定するようにしました。

これによって、変にメンタル的なプレッシャーで、下手な判断をしてしまうことを防止するようにしました。

そして、今、少しは利益が出せる可能性が高まってきた中で、いかに日々の投資の積み重ねから、保有資金を増やして行けるかという部分を意識しながら投資を行うように改善を試みています。

因みにですが、何度から勝ちが続いたのちに、ロットを25%程度増やして投資を行いましたが、やはり負けが何度か続きました。

ただ、月末に集計を取っているのですが、実は負け数自体はそれほど変わっておらず、負けの絶対額が大きくなったことによって、その取引に対する記憶が強くなっていることが判明しました。

そのため、その後も、敢えて自分のメンタルに抵抗して、ロット数は下げずに投資を続けた結果、正直あっという間にそのロットのボリューム感や損失の絶対額についても、メンタル的な抵抗はなくなってきました。

まあ、このスタンスが正しいのかは、今後の取引を通じて検証が必要ですが、何れにせよ「複利運用」は避けては通れない観点だと思うので続けていくつもりですが・・