中長期でドカンと利益を出すのではなく、コツコツと小さな利益を積み上げて行くには!

最近考えていることは、やや短い期間の取引へ、資金配分を大きくしようかなと思っています。

ただ、やや短い期間の取引と言っても、デイトレードとかスイングトレードをしようと思っている訳ではありません。

私は基本的にはファンダメンタル分析がメインです。

基本的には、株価と本源価値との乖離を発見し、それがあるタイミングで解消されるのを見越してエントリーすると言う手法を取っています。

そこのベースを変えるつもりはありません。

言いたかったのは、保有する期間を、やや短い期間(と言っても数週間から1ヶ月程度)の割合を増やそうかなと思っているという訳です。

やや期間の短い取引に資金配分を増やす理由とは?

主な理由としては、資金回転の観点が大きいです。

この観点については、過去の投稿で触れてきたので、今日はもう一つの観点の方に触れたいと思います。

それは、「資金管理」の観点です。

現在、私がやりたい方向性としては、今中長期でドカンと利益を出す構造よりも、コツコツと小さな利益を積み上げて行く方向に軌道修正していきたいなと思っています。

そして、月々の収支をプラスに出来るよう、損失を限定しながら、資金管理を徹底して行きたいと思っています。

※因みに、資金管理の本来の意味合いとは、異なった使い方をしてますがが、その点の細かい部分はご容赦下さい。

スキャル、デイ、スイングトレードなどであれば、こうした月々の管理は比較的やりやすいのだと思います。

勿論、利益が出るかと言う話は別としてですが・・。

「各月の取引結果」=「各月の収支」と言う構造が、判りやすいですよね・・。

しかし、長期での取引となると、こうした保有銘柄から発生する各月のプラマイは許容するしかありません!

中長期取引で、毎月の収支管理がやり難いと感じる理由とは?

例えばですが、バリュー投資のような取り引きを実施しているとします。

そして、株価と本源価値との差が大きい銘柄を見つけたのでエントリーしたとします。

この場合、エントリー後に株価が下がったとしても、株価と本源価値との差が広がる訳なので、安全域が拡大していることになります。

いずれは、株価と本源価値の乖離が解消されるという前提に立つならば、株価の下落は寧ろナンピンするチャンスが来たとも言えます。

ナンピンするかは、その人の投資手法次第ですが、何れにせよ逆張りでエントリーする場合も多いでしょうから、株価と本源価値との乖離が解消されるまでは含み損を許容し続ける必要があります。

ここで、何割下がったら売却すると言うやり方をすれば、損失額を限定することは出来るのかもしれませんが、株価の底は誰もが判断出来ないので、エントリーした時のストーリーが崩れない限りは、基本的にはホールドすることになります。

当然、株価と本源価値との乖離が解消されて株価が上昇するまでは、期間もある程度必要になるので、かなりの期間は外部環境の変動などのリスクに、株価が影響を受ける状況が続いてしまいます。

そのため、このホールドしている期間の「株価の上げ下げ」によって、各月の収支がかなり大きく影響を受けてしまうという状況になってしまうのです。

因みに、中長期投資における損失のコントロール方法について、具体的な株価の推移図などを用いて説明してますので、詳細は下記のページをご参考にして下さい。

コツコツと小さな利益を積み上げて行くために!

まあ、こうした中長期の取引をしていれば、一時的に含み額が増減するのは、ごく当たり前のことです。

当然、半年とか数年単位でプラスになっているかと言う判断軸で考えるべきなのだと思います。

しかし、今は中長期でドカンと利益を出す構造よりも、コツコツと小さな利益を積み上げて行く方向に軌道修正していきたいなと思っているという訳です。

基本的に、株価と本源価値との乖離を発見し、それが解消される可能性の高いカタリストを見つけて、そのタイミングまでホールドすると言うスタンスは変わりません。

ただ、中長期銘柄による一時的な含み損の額も吸収しつつ、月々収支をプラスに持って行けるレベルまで、期間の短い物への資金配分をを増やしたいなと思っている訳です。

月々の資金管理が、ある程度コントロールされた状況に持って行くには、もう少し時間が掛かかりそうなのですが、着実に進めて行きたいなと思っています。