2001年~2017年に至る投資の経験談

このブログでは、日々の株式投資を通じて感じたことを書き続けて行こうと思っているのですが、最初の投稿と言うこともあり、2001年に投資を始めてから現在までのことについて、少し触れさせて頂こうと思います。

2001年に株式投資を開始する!

まず、私が投資を始めたのは、2001年のことでした。

今年が、2019年なので年数だけで言うと18年を経ていることになります。

思い起こしてみると、私が投資を始めるきっかけとなったが、かの有名な「金持ち父さん・貧乏父さん」の本でした。

まあ、この本のタイトルを持ち出すと「それ系のサイトね!」と思われてしまいそうなので余り名前を出したくないのですが、実際に投資を始めるきっかけとなったのはこの本でした。

今でこそ、「不労所得」と言うキーワードを出すと、使い古され過ぎてチープな響きさえしてしまうのですが、当時の私からすると「金が金を生み出す」と言う概念は本当に衝撃的でした。

とは言え、まだ大学生だった当時の私としては、ビジネスをしたり不動産を所有したりと言った選択肢を取る程の覚悟もない状況だったので、現実的に始めうる株式投資を選択したのが2001年のことでした。

当時は、確かITバブル崩壊後の不景気で、株を買えば下がると言う状況でした。

買っては下がる、買っては下がる、と言う日々を繰り返していたのですが、偶然に本屋で手に取ったウォーレンバフェット本から、本来価値から下回っているものを購入し保有すれば良いことを学び、収入を得れば取り合えず単位株未満で買える「ミニ株」なども駆使しつつ、ひたすら購入を続けました。

株式相場も回復局面となり、保有資産の株価も上昇に転じる!

その後、イラク戦争や小泉政権の発足等と相まって、やっと株価も回復局面となり、保有株式の株価も上昇に転じ始めました。

そして保有していた株式も含み益に転じ、タイミングを見て殆どの株式を利確することが出来ました。

その後も、小泉政権以外は安定政権が無かったため、今よりは短期間(数年単位ですが)で、株価の上下動が繰り返される相場が続いたため(=と記憶してます)、市場が低迷すれば株式を買い集め、上昇と共に売却するという手法が有効に働きました。

しかし、この投資法は大きな欠陥がありました。

短い期間で、好景気と不景気が繰り返されれば良いのですが、景気が上昇し保有している株式を全て売り払ってしまうと、不景気になるまでの数年間は何も手を出せなくなってしまうのです。

当然、株式を売り払った直後は、現金ポジションが大きくなるのですが、流石にいつ来るとも分からない不景気をひたすら待つと言うのも限界が生じ始めました。

FX投資で壊滅的な損失を被る!

そして行き場のない現金を有効に活用するため、当時流行りだしていたFXに資金を投入することにしました。

恐らく、ドル円が120円位を付けていたと記憶していうので、2000年代の中旬頃だったのだと思います。

その後、110円レベルまで待ち、更に90円位までは耐えうる資金余力を持って、レバレッジ20倍でFXに参入しました。

しかし、これが、地獄/悪循環への入り口でした。

折しもリーマンショックに突入し、ドル円相場は円高方向に急速に進行し続けました。

早めのタイミングでロスカットをすれば良かったのですが、当時の私の株式投資経験ではロスカットと言う概念すらも持ち合わせていませんでした。

株式で本源価値を下回った価格で投資する場合、株価が下落すると更に本源価値との価格差が広がることとなります。

その当時は、このような状況の場合はナンピンをして、景気回復と相まって株価が本源価値に戻るのを待つ手法で投資をしていました。そのため、資金管理とかロスカットと言った思考は持ち合わせていませんでした。

そもそも、株式と為替では、全く手法も考え方も異なるのですが、ロスカットを避けるためにひたすらに給料を証拠金として注入し続ける地獄の日々が続けてしまいました。

結果それでも耐え切れず、2000万円程のマイナスで強制ロスカットされてしまいました。

この辺りの、詳しいFXの体験談は、以下のページに記載していますので、詳しい内容については、以下のページをご覧下さい。

全ては、自分の不勉強がもたらした結果でしかないのですが、今考えると「タイミング」「レバレッジ倍率」「資金管理」どれを取っても、無謀としか言えない取引だったと思います。

結果として、一番の仕込みどころであった、歴史的な大不景気のタイミングで資金が不足するという事態に陥ってしまい、株式の仕込みがほとんど出来ずに、その後のアベノミクスを上昇局面を迎えることとなってしまいました。

不動産(ワンルームマンション投資)を実施する!

更に、その後、本来であれば絶好の資産拡大のチャンスであったアベノミクスのタイミングにもかかわらず、気持ちが不動産投資の方にシフトしてしまい、暫くは不動産投資の方に熱を入れる時期が続きました。

結果として、ワンルームマンションを合計2部屋、現金で購入したのですが、絶好のアベノミクスで資金を増やす時期を逸してしまいました。

勿論、不動産投資の経験は決して無駄とは思ってませんが、やはり全てを中途半端にやってしまったことが、そのまま結果として現れたのだと感じています。

そんなこんなで、自分として一生懸命やってたつもりが、結果的に中途半端な日々を過ごしてしまったのですが、私が初めて覚悟を決めて株式投資に向き合おうと本気で思うきっかけとなる事件が起きたのが、今から2年前の2017年のことでした。

事件と書くと大げさですが、私自身にとっては人生の考え方を大きく見直す出来事でした。

それまで会社生活は、終電やタクシー帰りがずっと続くような、社畜のような生活を何年も続けていたのですが、それでも会社内の役職も順調に上がっていき、また給与も相応には貰っていたので、このまま仕事を続けて行けば役職も順調に上がっていくのだと疑いを全く持っていませんでした。

会社での出来事を通じて、改めて株式投資に真剣に向き合うことになる!

しかし、2017年の人事において、会社の人事が上司の好き嫌いで決まっている部分が極めて大きいことを感じざるを得ない出来事が起きました。

入社して十数年も経っているのにも拘わらず、気づくのが遅すぎる、甘すぎる、と言われれば仰る通りなのですが、この時までは順調に会社内の成績や立場も上がってきていたので、全く実感として理解出来ていなかったのです。

しかし、この経験を機に、本気で給与以外の資金を得る術を得ておかなければ、一生社畜を続けることになるだけでなく、更に自分の会社内の処遇も周りの人の好き嫌いで決まってしまう可能性が高いことを、やっと実感を持って理解することができました。

そのため、株式投資を初心に戻って見つめなおし、長期投資・短期投資、ファンダメンタル・テクニカル、成長株、低位株、そもそも株式じゃなくて為替、等々、これまでの経験則を全て捨て去って、一から全てを組み立てることにしました。

また、株式投資に資金も勉強も集中させるめに、持っていた不動産も全て売却することにしました。

この2017年からは、私の人生でも初めてと言って良いくらい、一つのことに本気になって向き合ってきた自負はあるのですが、相当に長くなってしまうので、そこは別の記事で投稿させて頂くこととします。