株式投資の懇親会に参加したら、「投資の世界の縮図」のような 状況であった!
少し前のことになりますが、とある繋がりで、個人投資家さんの懇親会に参加して来ました。
私の場合は、20001年に株式投資を始めて以来、家族以外は誰にも株式投資をやっていることは、基本的に話していません。
まあ、敢えて会社の人達に話すことでもないですしね・・。
ただ、自分がずっとやってきた株式投資などについて、他の方と話せることは本当に楽しかったです。
勿論、全員と深い話を出来たわけでもないのですが、この懇親会を通じて色々と学ぶことが出来ました。
株式投資で成功できる人と、出来ない人の差(違い)とは?
では、どんなことを学んだかですが、
それは、
「投資の世界では、8~9割くらいの人が負けている。」
などと言われたりしますが、その理由が少しだけ分かった気がしました!!
「オイオイ!!」
「行き成り、なんの話をしているんだ($・・)/~~~!?」
と言われそうですね。
普通だと、
「投資の、投資のイロハについて貴重な話が聞けました。」
と言った感じなのを想像されたかもしれません。
ただ、自分のことを棚に上げて、率直にしゃべらせて頂くと、正に『投資の世界の縮図』のようなものを感じました・・。
なぜ、殆どの人が株式投資で負けてしまうのか?
では、少し、この私の感じた『投資の世界の縮図』について、触れさせて頂きます。
今回はなさせて頂いた個人投資家さんですが、投資歴については様々でした。
初めて3年くらいの方や、5年くらいの方もいました。
また、10年以上やっていると言う方もいらっしゃいました。
ただ、
「目指しているところはどこか?」
と言う話になると、投資歴に関わらず、殆どの方が、
「まずは1億円を超えることだ!!」
と仰ってました。
私も、まずは1億円を一つの通過点としての目標にしているので、思いは一緒です。
話は、かなり盛り上がりました。
ただ、少し違和感を感じたのも事実です。
それは、少なくとも3年以上は株式投資をやっているはずなのに、自分の投資ルールも固まっていないと言う方が大半だったのです。
誤解しないで頂きたいのは、他の方を批判したいとかそう言った思いは、微塵もありません。
ただ、純粋に、驚いたと言うのが本音です。
当然、投資を始めた初期段階においては、投資ルールはなかなか固まるものではありません。
また、固まったと思っても、経験不足から、全く使えないものだったりすることも良くあることです。
更に、ある程度、投資ルールが固まって来たとしても、常に改善をして行かなければなりません。
でも、株式投資で億超えを目指している人で、投資を始めて3年も経っているのなら、
せめて、
『自分の性格は〇〇であり、こうしたルールにすると〇〇と言った失敗を良くしてしまうので、〇〇と言う投資ルールにしている。』
『そして、その投資ルールに則って、投資を粛々と行っている。』
と言ったレベルには達しているのだとばかり思っていたからです。
私は、自分自身が大したレベルの投資家だとも思っていませんし、本当にダメだなと思うことが良くあります。
腹を括って投資と心中する覚悟を決め、必死に勉強を重ねているはずなのに、やればやるほど上手く行かず、本気でもうやめた方が良いんじゃないかと、毎日のように思う時期もありました。
ただ、投資で本気で成功したいと思うなら、必死に勉強しなければなりませんし、自分の貴重な財産をマーケットに投じるからには勝たなければなりません。
そのような中で、参加者の多くの人が、自分の投資ルールも固まっておらず、またネットや本を読めば、直ぐにでも分かるようなことも理解していないことに、もの凄く衝撃を受けたのです。
ここまで書いてしまうと、
「お前は何様だ!大した結果も出していないくせに!」
とお叱りを受けそうです。
それは仰る通りで、結局、まだ億超えも達成出来ておらず、本当にこんな発言をするのもおこがましいと思ってます。
しかし、これが『投資の世界の縮図』であり、投資の世界の実態何だろうな、と言うのは痛感しました。
株式投資で成功されている人は、負けている人とどこが違うのか?
ただ、数人ですが、本当に凄いなと思える方もいらっしゃいました。
話の内容は、株式に留まらず、経済動向の話や政治の話など、多岐にわたってましたが、瞬時に的確な受け答えをされていました。
また答えも深い知識に裏付けされたようなものであり、敢えて周りに合わせて表面的な話をされてましたが、明らかにレベルの違いを感じました。
実際に株式投資でも、かなりの結果を残されているようです。
このような成功者ですから、
きっと、相当に凄い手法を用いて投資をされているのかなと思って、株式投資についても話をしてみたのですが、
投資手法については、
「それって、私でも知っているレベルなんですけど・・」
と思ってしまうくらい、びっくりするぐらいシンプルなものでした。
全く、特別なことをされている様子もありません。
ただ、数名ほど、こうした方がいらっしゃいましたがと、共通する部分があることに気が付きました。
それは、自分が作った投資ルールについて、「鬼のようなマインド」で、徹底的に守っていると言うことです。
そして、こうした投資ルールに則って投資が行えるように、日々のやるべきことが明確化され、その人の日常の生活の中に、見事なくらいに自然な形で溶け込ませているのです。
勿論、二時間程度の場だったので、学べたのは表面的なことだったと思ってます。
ただ、投資手法云々の前に、こうしたことが出来ているのと、出来ていないかで、成功の可否を大きく分けるのだなと言うのは強く感じました。
結局、
「株式投資で一億円を超えたい!」
「超えてやる!!」
と言うのは、簡単です。
しかし、それを達成するには、行動が伴っていなくては絶対に成し遂げられません。
そして、難しいのは、その「行動」を、かなりの長い期間において、継続し続けなければならないことです。
私が思うには、株式投資で成功すると本心から覚悟を決めた場合、3年間も死ぬ気で必死に努力をし続けたならば、少なくとも「何となく投資をしちゃっている。」「何をどのようにして行ったら良いか分からない!」などと言った発言は、出て来るとは思えません。
少なくとも3年も必死に努力しているのであれば、例え投資手法が固まってなかったとしても、自分の長所や短所が見えて来て、どのような方向で改善をして行くべきかは見えて来ているはずです。
本当に偉そうな言い方で申し訳ないのですが、投資で8~9割の方が負けると言われてますが、大半の人は「億超えを達成する」と言いながらも、
「スタートラインに立つ努力すらもしていないのでは?」
と感じさせられました。
ただ、逆に成功している人とのギャップも、痛いほど痛感させられました。
当然、埋めなければならないギャップは、まだまだ沢山あると思っています。
ただ、その方も仰ってましたが、全てのパターンで勝てるようになるのは不可能である。
このパターンだと、自分に優位性があると言うものを見つけて、まずはそれを徹底的に繰り返していく必要があると仰ってました。
それは、短期投資でも中長期等でも変わらないと・・。
ただ、そのやり方を繰り返していく中で、自分が決めたルールは、鬼のマインドでどんなことが有っても守り通さなければならないのだと仰ってました。
実際に、ある取引の例などを出して話をさせて頂きましたが、見事なぐらいにそれを徹底されていました。
まだ、私の場合は、マインドをコントロール出来ずに、流されてしまうことがあります。
ここに成功者とそうでない人との大きな差があるのだなと言うのは痛感しました。
プロの機関投資家と個人投資家との違いとは?
以前、プロの投資家の方から話を聞かせて頂く機会がありました。
その方が「プロ」である機関投資家と、個人投資家の違いは、
「上司がいるか、いないかである。」
と仰っていました。
プロの機関投資家は、上司がいるので、ルール外の取引をしようとすると、ストップが掛けられてしまう。
一方で、個人投資家の場合は、上司がいる訳でもないので、やろうと思えばどんな取引でも出来てしまう。
そこが大きな違いであるのだと!!
勿論、その他にも色々と違いがあるのだと思いますが、これも本当に大きな違いなのだと思います。
個人投資家は、誰からもストップを掛けられないため、だからこそ自分自身で、徹底的に自分を管理していかなければならないのだと思っています。
投資手法の改善も大切だが、投資ルールを守れているのか、ルールに基づいた投資を行える土壌が出来ているのかも大切である!
私の場合は、手法の良し悪しは別として、投資手法はほぼ固まって来ています。
ただ、改善しなければならないのは、それを鬼のマインドで守ることです。
往々にして、投資に失敗すると、投資手法が悪かったのではと思ってしまったりします。
しかし、その前に、投資ルールをしっかりと守れていたのかと自問する必要があります。
失敗の多くの場合が、投資手法自体に問題があると言うよりは、その手法を行うためのルールを、しっかりと守れていなかったのが原因であったりします。
また、こうした取引を、日々継続的に行っていけるように、やることの更なる明確化をした上で、ルーティーンのように粛々と行っていかなければなりません。
日々の仕事の忙しさで忙殺されがちですが、それでも自分の優先順位は何なのかと言うことを問い、必死にやり続けて行くしかありません。
ただ、成功されている方を目の前でみて、こうしたことをやり続けていけば、必ず成功できるのだということを改めて感じることが出来ました。
こうしたことを、学ばせて頂いただけでも、今回の懇親会は大変貴重な経験をさせて頂けたと感謝しています。