今更感の否めない「優待先回り投資」を、敢えてやってみた!

バリュー投資と空売りだけでは限界が・・!?

2021年が始まりましたね!

昨年は、本当に新型コロナウイルスに振り回された年でした!!

ただ、マーケットにおける金余りなどを背景に、株式相場は想像以上の強さを見せつけた1年となりました。

そんな中、私はどのような投資を行っていたのか??

それは、、、

逆風が吹き荒れる中を、只管「空売り」で立ち向かっていました!

「なぜ、V字回復を見せる株式相場に対して、空売りなんてしてるの!?」

と言う声が聞こえて来そうです・・。

いや、いや・・、ごもっともです!!

だって、私もそう思いますから・・(笑)

確かに、結果論から言うと2020年2~3月頃のコロナショックによる大暴落以降は、買い一本で進めた方が正解だったと思います!

ただ、それはあくまでも結果論であり、私個人としてはリーマンショックなどを経験していることもあり、2番底を想定してディフェンシブに徹して来たと言う所が本音です。

まあ、別の言い方をすると、2番底を警戒して積極的に買いに回れなかっただけなのかもしれませんが・・。

とは言え、流石に年後半になって、V字回復が明確になって来ると買いも増やしましたが・・。

逆風が吹き荒れる中を、只管「空売り」で立ち向かった理由とは?

では、なぜ逆風が吹き荒れる中を、只管「空売り」で立ち向かったのでしょうか?

それは、短めの投資サイクルを身につけたかったと言うの背景となります。

従来の私の投資法は、キャッシュリッチなバリュー株を長期ホールドする手法をメインにしていました。

確かにキャッシュリッチなバリュー株は、下値硬直性が高く、下落に強いというメリットがあります。

一方で上昇するためのカタリストが無いと、ずっと低位株のまま放置されてしまう恐れもあります。

余り、資金効率を意識しない場合は、こうした投資法は堅実で良いのですが、上昇したとしても、ホールド期間が長い割に、リターン率もそれほど高くないことも多く、資産効率が悪いと言うデメリットもありました。

資金効率を高めるためには、ある程度で見切りをつけて、別の銘柄に乗り換えれば良いのかもしれません。

しかし、バリュー投資はある意味時間を味方につける投資でもあるため、ある程度は我慢して保有することが不可欠となります。

そうなると、どのタイミングで見切りをつけるかは非常に難しい判断となります。

こうしたこともあり、自分なりの仮説に基づいたカタリストが設定でき、それに伴って保有期間や保有理由が明確化できる投資法にシフトしていく必要がありました。

また、こうした投資法は、資産回転を速めたり、PDCAサイクルを回して手法を改善していけるなどのメリットもあります。

ただ、こうした手法の取引を行う場合、別に空売りである必要性はありません。

当然、買いでも全く問題はありません。

ただ、2番底を警戒して、結果論から言うと空売りを中心とした売買を繰り返すことになったと言うのが実態でした。

ただ単純に運が良かったのか、悪戦苦闘して手法を改善し続けた結果なのかは分かりませんが、結果として大きな逆風の中で、空売りでも無事プラスで負われたのは良かったなと感じています。

今後は更に、「エントリータイミング」「損切り」「利益の伸ばし方」などについては、更なるブラッシュアップが必要です。

とは言え、空売り特有の逆日歩など、コスト面でのデメリットが大きく、また売り一辺倒の取引を行っていると、昨年のように相場全体が上昇相場になるとじり貧になってしまいます・・。

そのため、買いの方でもバリュー投資だけでなく、保有期間や保有理由が明確化できる投資法を身に付ける必要性を痛感したという訳です!

今更感の否めない「優待先回り投資」を、敢えてやってみた!

こうした背景もあり、新たな投資手法のお試しの一環として、優待銘柄先回り投資を行ってみることにしました。

とは言え、優待銘柄先回り投資は、既に使い古された感が否めず、有効に機能する銘柄は少なくなって来ています。

ただ、今年は新型コロナウイルスの影響により、優待株の人気が離散している銘柄が見受けられ、こうした銘柄の株価チャートに変化が生じています。

そのため、従来は優待銘柄先回り投資として機能していた銘柄で、新型コロナウイルスの影響で株価が大きく下落している銘柄を仕込んでみました。

とは言え、試験的なので大した額を仕込んでいませんが・・。

因みに、今回仕込んだ銘柄は、2月上旬の業績発表ではかなり悪い結果になることが見込まれますし、今秋にも出ると予想される緊急事態宣言で更に株価が下落する可能性があります。

ただ、上記の2つは既に株価に織り込まれているものと想定しており、ある程度の下値硬直性が働くものと想定しています。

そして、3月末の優待の権利確定前には、株価が持ち直すことも期待されるためこのタイミングで仕込みを実施しました。

もし上がらなければ、損切りをするだけなので、ある意味分かり易くて良いですしね!

塩漬けだけは、何としても避けなければなりませんので!

とは言え、優待先回り投資をメインにする可能性は低く、他のカタリストも積極的に試して行く予定です。

そして、自分なりの仮説に基づいたカタリストが設定でき、それに伴って保有期間や保有理由が明確化できる投資法を武器の一つとして加えることが出来ればと考えています。