割安株を積極的に買い進めるには、少し難しい環境になって来た・・・

本日の日経平均は、プラスの76.79でした。

深夜の米国市場も、引けにかけては値を戻したこともあり、比較的、落ち着いた値動きだったのかなと思います。

とは言え、このタイミングで、一気に買いに回るのは、ちょっと二の足を踏んでしまう雰囲気も依然として残っています。

一瞬、マーケットも落ち着いたように見えますが、何かまたトランプ大統領がTwitterで呟けば、また雰囲気はガラリと変わってしまいます。

しかし、それを読むことは誰も出来ません。

直近の業績発表の結果を見ていると・・

ここ数日は、業績発表のピークを迎えています。

私も、結果については、可能な限り見るようにしているのですが、米中貿易摩擦の影響や為替差損の計上で、思いの外、業績が芳しくない企業が多いな~と言った印象を持っています。

特に米中貿易摩擦に関連する業種では、業績予想未達になっている企業が散見されます。

従来は、下期から需要が持ち直すとの観測が強かったのですが、下期も需要の回復が見通せない状況になりつつあるのかなと感じています。

こうなってくると、業績回復を見込んだ中長期での銘柄のホールドは、ちょっとやり難くなってきます。

更に、米中貿易摩擦の影響や円高が、連鎖的に企業業績の悪化要因へと繋がって行くと、いよいよ、景気全体もマイナスに向かい兼ねません。

こうした状況を踏まえると、少し短い期間で、小さめの利益を取って行くような手法の方が、安全なのかなとも思ってしまいます。

個人的には、こうしたマーケットが悲観的になっている時は、安値で仕込みたいのですが、高い確率で値を戻すと言う確証が持てないため、積極的に買い進めて行くのは難しい状況です。

そのため、私自身も、中長期銘柄は積極的に買い進めるのは控えつつ、少し短い期間で利益を積み上げて行くような取り引きの方に、資金を厚めに配分して行こうかなと思っています。