米中貿易摩擦の解消に向けて、部分的な枠組みで合意!
11日の米株式相場は続伸し、NYダウも+319.92 (+1.21%)と大幅高となりました。
米中の貿易協議で進展が見られたことが、株価を押し上げた主要因となっています。
米中貿易摩擦の解消に向けた部分的な枠組みで合意に達したと報じられており、こうした材料によって株価が大幅に上昇しました。
中国は米国産の農産物の輸入を増やし、また知的財産保護や金融サービスなどの分野で譲歩に同意したとされています。
一方で米国側は、これと引き換えに15日に予定していた追加関税の引き上げを先送りされたことが明らかになっています。
株式市場にはプラス要素だが、楽観視できる状況ではない!
こうした部分的な合意によって、株式市場を取り巻くマインドは、大きく改善される可能性があります。
直近では、「貿易協議が難航!」と言った報道も流れていたことから、株式相場においては、安心材料であることは間違いないと思います!
しかし、知的財産権の侵害や技術移転の強制、中国の産業助成を巡る不満など、依然として米政府が注目する懸案の課題が抜本的に解消された訳ではありません。
そのため、引き続き米中貿易摩擦をめぐるやり取りが続く予定であり、短期的に広範な合意が得られたとしても、必ずしも楽観できるわけではありません。
今後の世界の覇権争いそのものですから、お互いに核心的なな利益に直結する部分は、そう簡単に譲り合って合意するとは思えません。
よって、今回は部分的な合意が出来たとしても、また数か月後には交渉が難航する可能性は高いのだと思います!
しかし、それでも「プラスのニュース」であることは確かです。
恐らく、週明けの相場でも株式相場にとってプラスの要因になることは間違いないと思います。
他にも株式相場に影響を与えそうな政治的な懸念は多数ある!
しかし、他にも株式相場に影響を与えそうな政治的な懸念は多数あります。
例えば、
■英国のEU離脱(ブレグジット)を巡る問題
■トルコのシリアへのの侵攻
等です!!
こうした政治状況によって、相場動向が一変してしまうので、今の投資環境は予想するのが困難ですね。
企業業績などを分析しても、こうしたトランプ大統領がTwitterで一言コメントを出すだけで、株価が簡単に影響を受けてしまいます・・。
しかし、政治動向を読み切るのは困難なので、こうした時は保守的に投資をするのが良いのかなと感じています。
株式投資を実践しているからには、短期間に稼ぎたいと言う気持ちが強くなるのはやむを得ないことなのかなと感じています。
ただ、難しい相場環境の時に一気に資金を投入すると、失敗するリスクも高まります。
特に最近は、小さな上げ下げが数か月単位で繰り返されるような相場になっているので、方向性が定まらない時は余り無理をしない方が良いのかもしれませんね!