下期以降は業績を下方修正をする企業が増えそう!

日経平均株価は、前場に寄り付いた近辺の価格から、買いあがる雰囲気もなく、と言っても売り込まれる訳でもなく、小幅な値動きでした。

結果として、前夜の米国市場の下げや、円高、香港の抗議活動激化などもあり、マイナス229.38円でした。

まさに夏枯れ相場と言った雰囲気で、静かな一日でした。

割安株も増えてきたが、積極的に買いに行くには難しい局面である!

個別株を見ると、かなり割安になって来ている銘柄もあるのですが、積極的に安値で仕込んで、中長期で保有すると言った動きは取り難いなと感じています。

先週に、決算発表が相次ぎましたが、業績が比較的良かった会社でも、一旦、株価が噴き上げたものの、ズルズルと下がる銘柄が多く見受けられます。

また、全般的に、不透明な先行き感から設備投資を先送りするとの記載が多く見受けられます。

一旦、先送りしたものの、後に設備投資に資金を回してくれれば良いのですが、先送りしたまま設備投資は凍結してしまう会社も増えるのではないかと思っています。

そうした会社が増えてくると、下期以降の業績に対して、大きなマイナス要因になってくるのではと感じています。

更に、米国市場の動きも低調なため、更なる金利引き下げを期待するの声も高まってくると思われます。

パウエル議長も、前回の引き下げを予防的と言いましたが、低調なマーケット状況が続くと、金利引き下げに対する圧力は強まると思います。

そうなると、為替も円高傾向の流れは続くのかなと思います。

下期以降は、業績未達で下方修正する会社が増えそう!

こうした状況を踏まえると、もう暫くはズルズルと日本株は下がる局面が続くのかなと思っています。

相当な割安感が出た銘柄のうち、業績が安定している銘柄については、下げ過ぎた部分のリバウンドを狙うのは有りなのかなとは感じています。

但し、長期でホールドすると、業績の下方修正等に巻き込まれる可能性があるので、ある程度の薄利で見切りをつけて、手放すのが良いのかなと思っています。

暫くは、こうした状況が続きそうなので、業績を見通すのはこれまでと比較して難しくなってきていると思います。

そのため、やや短いスパンで、細かく利益を積み上げて行くスタンスの方が、安全かなとも感じています!