2017年~今日に至る投資の体験談

2019/7/4の投稿で、2001年から2017年までの私の投資経験について触れさせて頂きました。

しかし、2017年に株式投資に対するスタンスを抜本的に見直すこととし、手法について全てを一から再整理することにしまいた。前回の投稿でも触れさせて頂きましたが、これまでの投資は不景気のどん底で、優良株を安値で取得し、数年掛けて景気の回復と相まって株価が本源価値に戻るのを期待して保有~売却するスタンスでした。

2017年以前の株式投資における手法!

この手法については、今での一定の合理性はあるのかなとは思っています。やはり、リーマンショックのどん底のような、圧倒的に株式市場が低迷した際に購入できれば、かなりの確率でその後の株価の上場が期待出来ます。

言わば、くじ引きの箱の中に、9割くらい当たりが入っているような状況です。勿論、当たりくじにも、何等賞という等級があるように、その後の戻り幅に差はありますが・・。

ただ、私自身もある程度の年齢を重ねてきたため、成功したい年齢までの期間を逆算すると、これまでの投資手法ではたどり着くのが極めて厳しい状況であることを再認識しました。

具体的には、

まず、決定的だったなのが、好景気が長く続いてしまうと株式を購入するタイミングが数年間無くなってしまうと言うことです。

特に現在のような、長期安定政権で、日銀が超低金利で市場に資金を供給し続ける場合、市場に金が溢れている状況なので株式市場にも資金が流れ込み株価が下がり辛くなります。

ましてや、日銀や年金運用会社等の株式の買い支えがあると、余計に株価が高止まりしがちになります。勿論、アベノミクスが始まってからでも、株価の上下動は発生していますが、単純に不景気になったら買うと言うスタンスで決めてしまうと、かなりの期間で株式を買うことが出来なくなってしまう状況に陥りました。

また、従来の投資スタンスの場合、株の売買を実際に出来るのが数年で数回程度となってしまうので、自分の中に経験値が積み重なっていかないというデメリットもあります。

売買を頻繁に繰り返すのが必ずしも良いとは思いませんが、売買をするためには購入判断(銘柄分析)~購入~売却~結果分析と言った一連の流れを体験することになりますので、やはり売買を通じて学ぶことおは大きいと思います。

他の理由として、既に保有資産が大きい方はこの投資法でも、金額の絶対額としては十分な金額を得られるのかもしれませんが、少額の場合で億越えなどを目指してもどうしても限界値があります。

例えば、既に10億円持っている人が、仮に5年間で2倍になったとして、単純に10億の増加分を5年で割ると1年あたり2億円になります。

しかし、これが当初の保有額が500万円だとすると、5年後にやっと1,000万円になります。

これでは、運よく勝ち続けたとしても、億超えは遠い先になってしまいます。

当然、次の景気サイクルが下がって~上がってが、いつのタイミングになるかなどを正確に読み切るのは不可能で、そこで何らかの投資で失敗をしてしまえば数年間を無駄にしてしまいます。

また、実際のイメージとしては、リーマンショックのどん底で株式を買い集めいような状況となるわけですが、当然このような状況の場合は破産リスクに対して、非常に敏感になっている時期ですので、どうしても安定・優良株を中心とした投資にならざるを得ないと思います。

そのため、小型成長株と違って株価が上した場合も、年率に直すとそれ程の収益率とならないことが多くなりがちです。

このような理由もあり、このまま従来の投資手法を続けていても、結果は運頼みになってしまう可能性が高く、十中八九、成功は覚束ないと実感したため抜本的に投資方法を見直すこととしました。

株式投資における投資手法を、抜本的に見直す!

まずは、投資方針を再整理するにあたり、全てを手法否定せずに手法を模索することにしました。

  • そもそも、株式投資で良いのか?FXの方が良いのでは?でも、マクロ分析ってかなり厳しくないか?
  • そもそも、株式投資で良いのか?FXの方が良いのでは?でも、マクロ分析ってかなり厳しくないか?
  • バリュー投資が良いのか?ブレイクアウト投資の方が良いか?成長株投資が良いのか?など
  • テクニカル分析が良いのか?ファンダメンタル分析が良いのか?
  • 株価は「EPS」の増減をベースに推移し、そこに株を買う人の需給や、企業内の内部要因、企業外の外部要因等が反映されて推移するのでは?そうなると、やっぱり業績分析は外せないのでは?
  • チャート分析の場合、典型的な型が色々とあるが、その型の通り行くかは分からない。結局他の人も同じように考えているので、チャートだけで確信を持って投資するのは厳しくないか?
  • チャートの形状から、どの位置でどれ位の人が株を買ったかを読めるので、他の人がどの位置で手放すかが推測できるのは?一方、業績は一つのファクターであることは確かだが、そのファクトを投資家がどう判断するか次第であり、業績分析だけで売買の判断をするのは難しいのでは?
  • 企業分析と言っても、自分の勤めている会社の来季の業績でも推測するのが難いのに、圧倒的に情報が少ない他の会社の業績分析など出来るものなのか?
  • バリュー投資する場合、価格が下がれば下がる程、本源価値と乖離が生じるわけなので、ある意味リスクが低くなるとも言える。但し、業績予想が外れてしまうと本源価値が変動し乖離率が縮小するので売却しないといけなくなる。その場合、損失がどの程度膨らんでいるかはコントロール出来ないのでリスクが高くないか?

等々、日々、色々と考えました。

そして、一定の考え方が整理できると、実際の売買に踏み切りました。

投資手法を抜本的に見直した結果はどうなったか?

2年間が経過しましたが、結果はどうなったか? 



結果、かなり負けました。(トータルで1000万円ほど)

勝てるようになりましたと書ければ、投稿記事としてはかなり綺麗に纏まるのですが、投資の世界はそれほど甘いものではありませんでした。

理由は明確で、投資手法が確立される前に、異なる投資手法で購入~保有を開始したため、ロスカット時の対処が曖昧となり、含み損を抱えた塩漬け株を大量に保有してしまうという結果となったためです。

投資手法の考え方が整理できて来るにつれて、勝率は当然上がってくるのですが、塩漬け株はコントロール出来ない状況になっており、これらの塩漬け株の株価の上下(=運任せ状況)により、月単位の投資結果が左右されてしまうという状況に陥ってしまいました

当然すべきことは、これらのコントロール不能になった株式はロスカットし、新規で売買する株式の損失をコントロールした上で取引すれば、損失が限定された状況の中で、利益をどれだけ積み上げられるかという資産管理が可能となります。

この事については、凡そ1年経った時点で気が付いたのですが、心理的な部分を克服できずに塩漬け株を保有し続けてしまいました。

この心理的な克服が本当にやっかいでした。(と言うより、まだ克服しきれてませんが・・)

従来の取引スタンスが、リーマンショックのどん底に、割安の優良株を購入し長期で保有するスタンスだったので、殆どの株式は上昇率はマチマチではあるものの含み益を得た状況で売却することが出来ていました。

そのため、ロスカットを実施する必要性が余り生じませんでした。

現時点でもまだ塩漬け株を、一定程度保有してしまっているのですが、まずはこれらを解消できなけば将来はないものと認識しています。

投資手法の見直しを通じて思うこと!

この2年間ほど、本当に色々と考えてきましたが、結局のところ、投資手法でどの手法が正しいというものは無いのだと感じています。

結局、どの手法でも一定程度、勝っている人はいるわけで、

  • どの手法が自分の目的を達成するために合っているか?
  • 自分のライフスタイルと、どの手法だと共存できるのか?

と言ったことを判断軸に、自分自身の投資手法を確立して行くのだと思います。

そして

限りなく勝てる可能性が高いという状況でエントリーし、それでも自分の考え方が間違っていたり、市場が想定外の方向に動いた場合などに、如何に最低限の損失でエグジット出来るか?

が、本当に重要なことなのだと感じています。

その上で、

そうした投資を、どれだけ根気強く、地道に続けて行けるかが、成功への唯一の道なのだと感じています。