株式投資で、何をやっても上手く行かない時の対処法とは?

株式投資で、何をやっても上手く行かない理由とは?

株式投資を続けていると、本当に何をやっても上手くいかない時があります。

現状では、日経平均が年初来最高値付近を推移している状況です。

そのため、殆どの方が含み益が増えている状況なのだと思います。

私も、多くの銘柄は含み益が増えている状況ではあります。

しかし、全般的に言うと、思うように利益が増えてはいません。

空売りでロスカットの判断が遅れて損失が増えてしまったり、業績の改善を想定して購入したものの業績が芳しくなく株価も下がってしまった、と言ったような塩梅です。

とは言え、保有している銘柄の大半は含み益が増えている状況です。

ざっくりの感覚で言うと8割方の銘柄は順調に含み益が増えている状況なのですが、僅か1~2割の銘柄で自分の判断誤りによって、多くの損失を出してしまっていると言った状況です。

中長期取引を実施する場合、どうしても決算期をまたがってホールドするか、事前に利確・損切をするか判断する必要が生じます。

そのため、決算発表の結果がどうなるかについて、自分自身で仮説を立てた上で、「ホールド」or「利確・損切り」を判断しなければなりません。

当然ですが、業績については、ある程度の推測は出来ます。

しかし、インサイダーでもない限り、最終的には結果がどうなるかは発表されるまでは分かりません。

当然、インサイダー情報を基に投資をすれば、犯罪となってしまいます。

そのため、どうしても業績予想を外してしまう場合も発生します!

この場合、素直に自分の力が足りなかったと反省して、ロスカットをすれば良いのだと思います。

勿論、損失は生じますが、早めにロスカットすれば損失は最小限で済む可能性があります。

更に早く手放すことで、塩漬け株になることを防止出来ますし、資金効率が高まります。

大きな損失を被る場合の多くが、考えを曲げてロスカットを避けた場合に起きる!

しかし、損失を大きくしてしまう場合の殆どが、こうした自分の想定とは違う状況となったにもかかわらず、無理やりプラスの情報に目を向けてロスカットを避けてしまった場合に起こります。

こうした場合の殆どは、耐えても状況が好転することは少なく、寧ろ状況が悪化してしまうことが大半です。

状況が悪化して行くと、更にロスカットなどの判断が心理的に難しくなり、泥沼に入り込んでしまいまうものです!

それはとう当然で、自分が苦境に陥っていると言うことは、反面利益が出ている人がいる訳です。

但し、こうした人たちも、ここで苦境に陥っている人にとどめを刺せずに耐えられてしまうと、今度は自分がやられてしまう番になります。

そのため、苦境に陥っている人達に対しては、更に苦境に追いやってとどめを刺して損失を確定させるのです。

勿論、耐えれてしまう場合もありますが、こうした耐えれた経験が続くと、それはそれで厄介です!

運よく耐えれた経験が重なると、今度もまた助かると思ってロスカットを躊躇し、大きな損失に繋がってしまうことになります。

そのため、まず何よりも大切なのは、想定外の事態が生じた場合は、泥沼に入り込む前に潔くロスカットして、如何に損失を最小限に留められるかなのだとは思います。

とは言え、言うは易しですが、行うは本当に難しいなと感じています!

逆張りや中長期取引などを行う場合、耐えるべき状況と、耐えてはいけない状況の見極めが重要となる!

例えば、短期投資でチャートによって機械的に利確・損切を行っていたり、デイトレで日を跨がない人にとっては、ロスカットはたいして難しくないのかもしれません。

しかし、私の場合は、主に「中長期」「逆張り」「バリュー投資」と言った手法をメインで取り引きしています。

こうした取引の場合、世の中で本来の価値が評価されていない状況で仕込んでおき、世の中で価値が再評価されるタイミングまでホールドしなければなりません。

当然ですが、ピンポイントで底値で買うことは困難なため、どうしても損失が出ている状況を耐える時間が必要となります。

しかし、この耐えるべき状況と、耐えてはいけない状況を、しっかりと見極めることが欠かせません!

ある意味、耐えてはいけない状況と、耐えるべき状況を見抜けずに、損失がでてしまったのであれば、潔く実力不足を認めて次に活かして行くしかありません。

しかし、厄介なのは、耐えてはいけない状況と薄々感じていながらも、耐えてしまうことです。

ロスカットしなければと思いつつも、耐えても良い時期と錯覚させるような材料を集めて、ホールドを続けてしまうことによって損失が膨らんでしまう場合があります。

この場合の大きな問題点は、自分のメンタルがコントロール出来ていないために、損失が膨らんでしまっている点です。

ある意味、これも実力不足とも言えるのでしょうが、やはり防ぐことが可能だったはずの損失です!

本当に株式投資においては、メンタルが与える影響は大きなと言うことを痛感する毎日です。

株式投資は、損失を最小限に留めつつ、株式市場に居続けることが重要である!

こういった芳しくない状況が続くと、本当に株式投資を止めたくなってくるものです。

しかし、ここで止めてしまうと今まで積み上げて来て、もしかすると成功が目の前に来ているのかもしれませんが、それをつかみ取る前に離脱してしまうことになります。

離脱してしまえば、絶対に成功をつかみ取れないことだけは、間違いありません!

そして、結局、1つも成功は出来ないのだと思います。

よって、まあ、どんなことでも、苦しい時期は必ずあるので、離脱せずに必死に耐え続けるしかないのだと思います。

株式市場に居続ければ、上手く行く時期は必ず来る!

投資の世界は、何をやっても失敗する時もありますが、逆に何をやっても上手く行ってしまう時期もあります。

そう言った時に、一気に資産を膨らませることが出来るのが、株式投資なのだと思っています。

これを「運が良かっただけ」と言う人が多くいますが、私はそのタイミングで投資を出来ていたこと自体が、ある意味実力なのだと思っています。

アベノミクス初動で儲けた人は多くいたと思いますが、あのタイミングで株式投資を行っており、更に投入できるだけの資金を持っていたと言うこと自体が、重要なのだと思います。

それを、単に「運が良かった」という言葉でかたずけてしまうのは、少し違うのではと思います!

勿論、本当に「運だけ」だった場合は、そこで儲けた利益も、あっと言う間に失ってしまうことになり兼ねません。

よって、努力して実力を付けて行くことは不可欠だと思います。

但し、こう言った苦しい時期に、如何に損失を最小限に食い留めて、株式市場に残り続けるかが重要なのだと思います。

そうすることで、利益を得らえる局面が必ず来ると思いますし、苦難を超えて実力を付けることで、得た利益を守ることが出来るのだと思います。

まあ、「言うは易く行うは難し」ですが・・。