私がファンダメンタル分析による中長期投資から、スイングトレードに変更した理由とは?

株式投資で、ファンダメンタル分析による中長期投資から、材料や需給を基にしたスイングトレードに変更した理由とは?

今年も早いもので、あと数日となりました!

本当に、月日が経つのは早いですね・・。

因みに、最近、株式投資について、余り記事を書いていなかったのですが、決して損失を出して退場したという訳ではありません!

しっかりと生き残っていますよ(笑)

今年は、普通のサラリーマン生活に加えて、中古戸建不動産の購入~貸出対応も行ったりもしていました。(まあ、去年も買ってますが・・)

と言ったこともあり、結構忙しかったのですが、在宅ワークが中心で通勤時間が不要だったこともあり、ある程度時間は確保できました。

ですから、株式投資の方もしっかりと取り組めたと思っています。

正直、もう、朝一から通勤する生活には戻れないですね・・(笑)

さて、そんな話はこれくらいにして、株式投資の話に戻しますね!!

投資では、まずは投資手法を絞り込むことが重要な理由とは?

今年ですが、スイングトレードを中心に取引を行いました。

因みに、過去はバリュー株などで、中長期で投資を中心に行っておりましたが、昨年位からスイングトレードに移行しています。

そして、現在では「材料」や「需給」などをもとに、スイングトレードが中心となっています。

因みに、誤解の無いように言っておきますが、中長期投資に比べて短期投資が優れていると言いたい訳ではありません。

逆に、短期投資に比べて中長期投資の方が優れていると言いたい訳でもありません。

結局のところ、短期投資でも、中長期投資でも、勝てる人は勝てるし、負ける人は負けます。

まあ、当然のことですが・・

ただ、重要なのは

「自分の利益を出すパターンと言うのを絞り込んで、徹底的に精度を上げて戦えるようにする」

と言うことだと思っています。

特に、投資の初期段階においては、これが本当に重要だと思っています。

当然、スーパーマンのように、マーケットの状況に応じて繰り出す手法を変えながら対処出来るのが理想だとは思います。

ただ、特に初期段階においては、それは厳しいのが現実です。

恐らく、保有銘柄に「長期投資用銘柄」「短期投資用銘柄」「買い銘柄」「売り銘柄」「ブレークアウト用銘柄」「バリュー銘柄」など、色々なタイプの銘柄が混在してしまうことになると思います。

当然、各銘柄によって対処すべき方法が異なりますので、恐らくはコントロール不能になって塩漬け状況になってしまうのだと思います。

結果として、選定した手法の「精度を高めていく」というプロセスが重要なのですが、そちらも疎かになってしまうのだと思います。

ですから、まずは初期段階おいては、自分が中心的に取り組むパターン(手法)を絞り込み、その他は捨てて行くと言うことが不可欠になるのです!

正直なところ、初期段階においては、選択するパターン(手法)は一つでも良いと思っています。

決して、極端な話ではなく、ある程度、トータルで勝てるようになるまでは、あれこれ手を付けるよりは、寧ろ一つに絞った方が良いのではと思っています。

当然、マーケットは刻一刻と状況は変わって行きますので、同じ投資手法を使っていたとしても、常にマイナー調整は不可欠です。

取引を通じて、勝ち負けを繰り返し、負けをコントロール出来るようになって行くことで、大きく利幅が伸びた時に、資産が増えて行くと言うサイクルに入って行きます!

勿論、戦える手法が1つしかない場合、マーケットの状況が大きく変わると極端に勝ち難くなって来ます。

そのため、ある程度、現在の手法が確立されてきたら、次の手法についても試行錯誤を繰り返してものにして行く必要があるのです。

こうして、マーケットの状況に応じて、繰り出す手法を変えながら対処出来るようになって行くのだと思います!

私がファンダメンタル分析による中長期投資から、材料や需給によるスイングトレードに変更した理由とは?

因みに、私の場合、投資を始めた当初はファンダメンタル中心の中長期投資を行っていました。

そして、

「チャートの上下は運要素に支配されており、チャートの動きを基にして、ある程度の確信を持って投資を行うのは難しい」

それよりは、

「企業の本源的価値を算出して、中長期的にその価値に収束して行くことを見越して、先行して仕込んでキャピタルゲインを狙うべきである」

と思っていました。

ある意味、間違っていないとも思います。

ただ、現時点では「ファンダメンタル中心&バリュー株の中長期投資」はやめて、「材料や需給などをもとにしたスイングトレード」が中心となっています。

何故なのでしょうか?

理由は幾つかあります。

◆1つ目は、

手法の見直しを行っていた時期は、株価が高PER化しており、割安で仕込める銘柄が少なくなっていたためです。

◆2つ目は、

手法の「取引~検証~再取引き」と言うサイクルを回しながら、手法の精度を高めて行きたかったためです。

数年単位の取引の場合、結果が出るのに数年も要してしまいますが、自分の手法が間違っていた場合、かなりの人生の貴重な時間を浪費してしまうことになります。

20代とかであれば、何度、失敗しても良いですが、ある程度の年齢になって来ると、一定の結果を出して行く必要があります。

そのため、自分の行っている手法が正しいのか確証をえるためには、「試行~検証」のサイクルを回して、統計を取って行く必要があったためです。

ただ、スイングトレードの場合、月次レベルでの勝ち負けが結果として出ます。

そして、取引を繰り返し、精度を高めて行くことで、明らかに負けた場合の損失額がコントロールされて来ているのが記録として残ります。

こうした、数か月単位で、今の取り組みが正しかったのか間違っていたのかを確認できるのも重要な要素でした。

◆3つ目は、

資金効率の観点です。

中長期投資で、仮に2年間で30%の利益が出ましたと言う場合、単年で見ると15%程度の利益となります。

これが多いか少ないかは、求める利益によって変わって来ますので、何とも言えません。

ただ、私の場合は、大きく資金を増やして行きたいため、どうしても資金効率は意識せざるを得ない状況でした。

◆そして、最後の四つ目は、

需給を基にした取引の方が肌に合っていたからです(笑)

最後は、冗談のように聞こえるかもしれませんが、実はこれが一番重要じゃないかなと思っています。

私の場合は、ある程度はファンダメンタル分析の基本知識はあると思っています。

ただ、正直、余り企業分析とか好きじゃないんですよね・・

それよりも、マーケットのニュース(材料)や人々の投資行動などを基に需給を読み取って、取引を行って行くと言う方が好きなのです・・

こればかりは、好き嫌いなので仕方がない!!

当然、短期投資になるほど、「美人投票」的な要素が強まって行きますので、一定程度の負け取引は受け入れる必要があります。

但し、エントリータイミングやロスカットをシビアに行って行くことで、トータルで勝てるようにすることは可能です。

まあ、4つ目が一番、感覚的な理由なんですけど、案外見逃せない要素だと思っています!

投資手法を選定する上で、考慮すべき観点とは?

自分の置かれた立場・環境による制約

因みにですが、投資手法を選定する場合は、色々と考慮しなければならない要素があります。

例えば、サラリーマンの場合は、スキャルピング取引は、時間的な制約から困難となります。

流石に、会社の仕事もせずに、スマホで取引を行っていたら首になりますからね・・

また既に多額の資金を保有している場合、敢えてハイリスクのレバレッジ投資などは選定する必要は無いのかもしれません。

それよりは、株価の変動リスクや減配リスクの小さな、安定銘柄に中長期で投資している方が良いのかもしれません。

他方、本当に少額しか持っていないならば、中長期で取引を行っていても、億越えなどは夢に終わってしまいます。

仮に50万円を中長期取引を行って、3年間で2倍になったとしても100万円になるだけですからね・・

このように、投資を行う上では、自分の置かれている環境によって、取るべき手法が絞られて来てしまいます。

これらは、自分の置かれた立場・環境による制約ですね!

自分の強み(得意・好き)を活かした選定

他方、上記でも述べた「好き嫌い」の観点は、上記の置かれた立場・環境とは、相反する可能性があります。

例えば、投資可能な資金が50万円しかないのだが、ファンダメンタル分析が得意な人がいたとします。

上記でも述べた通り、50万円で中長期投資を行っていても、資金効率が必ずしも良いとは思いません。

寧ろ、FXなどのように取引量が圧倒的に多いものの方が、テクニカル的な要素の重要性が増しますので、FXの短期投資を繰り返す方が資金効率は良いかもしれません。

では、余り好きではないものの、テクニカル分析により短期取引を行うべきか?

当然、正解は難しく、「テクニカル分析により短期取引」を行う方が結果が出る可能性もあります。

ただ、個人的に思うのは、やはり自分の「好き」とか「得意」と言うものは、投資の世界においても本当に大きな武器になるのだと思っています。

ですから、可能な限り、自分の強みを生かした投資手法を選択していくべきなのだと思っています。

明らかにファンダメンタル分析による投資が好きなのであれば、そちらの方にフォーカスした戦略を立てる方が良いのだと思います。

例えば、小型成長株をファンダメンタル分析して、大きな利幅を稼ぐなどの手法は良いのかもしれません。

こちらの方が、自分の強みであるファンダメンタル分析を活かせて、且つ、結果もある程度期待できる可能性があります。

ですから、その自分の強みを軸足において、投資戦略を選定していくと言うのは、非常に重要なのだと思います。

正直投資の世界で、何が正解と言うのは無いのだと思います。

ただ、投資のあるべき論に従って、盲目的に投資を続けていると、気が付いたら無駄な期間を浪費してしまったという結果になり兼ねません。

特に人間は、一度、「こうだっ!!」って決めてしまうと、相対する考え方を排除してしまいがちです!!

ですから、自分の強みは何なのかを改めて見つめ直し、その強みに現在の手法が合致しているのかを再確認してみるのも良いのかもしれませんね!!