投機相場において株価動向を予想するのは困難!ストーリーを組み当てはまったら投資すると言うスタンスが大切!

マーケットの大暴落時に株価動向を予想しても無理!ストーリーを組み当てはまったら投資すると言うスタンスが大切!

今日の日経平均は、 マイナス1,050.99円と言った大下落でした。

ドル-円も105円から101円まで、一気に円高に進んでいます。

つい最近までは112円だったので、このたった数週間で10円以上も円高が進んだことになります。

また、原油価格も31.61となっており、前日比で言うとマイナス23.43%となっています。

これは、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟国で作る「OPECプラス」の追加減産協議が決裂し、OPECを主導するサウジアラビアが増産に転じる姿勢を示したことが原因となっています。

株価の大暴落を想定することは出来なかったのか?

ただ、こうした状況が想定出来なかったかと言うと、そのようなことはありません。

下記は私が週末に書いた記事ですが、3月9日・10日辺りで、もう一段の下げが来ると書いています。

更に遡ると、下落が始まって、丁度、一週間あたりが過ぎた2月28日に書いた記事ですが、リバウンドが狙えそうに見えるが、更に下落が来る可能性が高いので積極的に買いに行くのは控えた方が良いと書いてます。

恐らく、米国の株式相場で大きな下落が始まって、1週間あたりで安くなったと考えてエントリーしてしまった人は、損失を被ってしまっているかと思います。

特に、こうした暴落になれていない人は、株価が安くなったと言うだけで、安易に飛びついてしまいがちです。

当然、昨年から大きな買いポジションを持っていた人のロスカットは勿論ですが、更にこうした 安易な投資家(カモ)を 、プロの投資家は見逃してくれません。

マーケットは、こうしたカモの人達をロスカットさせた辺りで、一旦は利確に入ると思います。

更にこの辺りで、割安株に対する現物外も入ってくるので、一時的なバウンド局面に入る可能性が高くなります。

勿論、このまま更に下落を続ける可能性もあり得ます。

因みに、私自身としては一時的なリバウンドが来ると思っています。

そのため、空売り銘柄は先週末に既に利確してしまいましたが、残っていた日経ダブルインバース(1357)の大半を本日利確しました。

まだ、少し残っているので、明日(3/10)に全て利確してしまう予定です。

また、本日から少しずつ、割安株の仕込みを始めています。

本来であれば、あと、2~3日ほどの下落後に変えるかなと思ってましたが、今日の下落幅が大きかったために指値に引っかかって買えてしまいました。

明日も、もう少し買い足す予定です。

ただ、長く保有するつもりはありません。

恐らく、一時的なリバウンドがあるかなとは思いますが、大きくリバウンドするとは思っていません。

ですから、欲張らずに小さな幅で利確する予定です。

遅くとも3末までには、基本的には処分してしまうつもりです。

当面の間は、空売りの買戻し、割安株の物色、各国の金融政策、機関の配当資金の再投入など、買いが一時的に強くなる可能性が高いと思っています。

ただ、新型コロナウイルスによる影響は、企業業績に大きなマイナス影響を与えていることは間違いないので、それらの数値が表面化してくると、また売りの勢力がが強まってきます。

そうなると、リバウンドしたところから少し下げて、その辺りで買いと売りが交錯しあって、レンジに入る可能性が高いのかなと考えています。

そのため、リバウンドの具合によっては、また売りに切り替える可能性もありますが、そこは状況を見て判断かなと思っています。

ただ、こうした投機相場で、且つボラティリティが大きくなっている時期に、大量の資金を投入すると壊滅的なダメージを追ってしまう可能性が高まります。

そのため、兎に角、利益を取りに行くと言うよりは如何にして資金を守るかと言うことが重要です。

ですから、直近でリバウンドを取りに行くとしても、本当に笑ってしまうほど小さな金額しか投入してはいけません。

投機相場でマーケットを予想するのは困難。自分のストーリーに合った時のみ投資をすることが重要!

因みに、こうしたコロナショックと言われるような大荒れの相場において、マーケットの動向を予想するのは不可能です。

ただ、このように書くと、

「さっきまで、相場の予想をしていたじゃないか!!」

と言われてしまいそうです。

ご指摘はごもっともです。

ただ、私が言いたいのは、「マーケットを予想しても無理だ」と言うことです。

当たり前ですが、毎回、自分が思うようにマーケットが動くはずがありません。

当然、マーケットはファンダメンタルなどの数値をベースにしていますが、短期的には需給のバランスによって大きく株価が動きます。

仮に業績が良かった(=数値が良い)としても、それは皆が周知の事実で、先行して買って株価が上がっていたのであれば、発表後に材料出尽くしで下がる可能性が高まります。

このように、「買い」と「売り」の思惑がぶつかり合い、合致したところで株価が決まってきます。

特に直近では、こうした「買い」と「売り」の思惑がどのようになっているのか、読みがたい相場環境になっています。

ですから、このような時に、正確に「売り買い」の思惑を読み切ろうとしても無意味です。

では、どうしたら良いのか?

答えは2つです。

1つは、分からない限りは投資を行わないと言うことです。

投資をしなければ、利益も得られませんが、損をすることもありません。

分からない時は相場から離れるというのは、立派な戦いかただと思います。

とは言え、やはり投資を行いたい人は多いと思います。

そのような時の考え方としては、自分なりのストーリーを組み、当てはまったら投資を行うと言うことです。

これが、二つ目の方法となります。

つまり、私の場合も先ほども述べさせて頂いた通りストーリーを組んで投資を行って言います。

例えば、今日~明後日頃に、暴落後から、更に一段下落するとストーリーを組んでいました。

想定していたストーリー通りに下落すれば、割安株を仕込む予定をしていました。

そして想定通り、もう一段下落したので、本日から仕込みを始めたわけです。

ただ、ここでもう一段下落していなければ購入はしていません。

当然、私としてはこの価格帯であれば、リバウンドの可能性が高まりますし、短期的に見れば下落の可能性も狭まっています。

当然、想定通りに行かなかったとしても、揉みあう可能性も高いので逃げれる時間的な余裕も生まれる可能性が高いです。

ただ、このタイミングが、一時的な底になるのかは分かりません。

投資を行っていく中で、天井や底を、毎回完璧に当てるのは不可能です。

ですから、自分でどのような水準になったら購入するのかを、あらかじめ決めておくことが重要です。

そして、あらかじめ決めておいた水準(=自分のストーリー)までは、じっくりと待ち構えておき、水準まできたら迷わず買うことです。

逆に来なければ、焦って価格帯を変えて買いに行ってはいけません。

大体、そのような時に買ってしまうと、直後に値が崩れて損失を被ることになります。

因みに、このようにストーリを組んだとしても、予期せぬ失敗をする可能性があります。

ですから、私の場合ですと、万が一、購入額から半分くらいになってしまったとしても、問題ないくらいのレベルしか買っていません。

いや、全てがゼロ円になってしまったとしても、死なないような額しか投入しません。

ただ、裏を返せば、利益が出たとしても大きく勝てる訳ではありません。

ただ、私にとってはそれは問題ありません。

何よりも、壊滅的な損失を被ることを避けながら投資を続けて行くことが、何よりも重要だからです。

これは、その人の投資スタイル次第となります。

話を戻しますが、

まずは自分なりのストーリーを組み、そこにマーケットが当てはまってきたら、投資に踏み切ることが重要です。

こうすることで、マーケットに翻弄されることなく、自分が優位に立って勝負をすることが出来ます。

これはとても重要です!

マーケットに翻弄されて、株価が上がる(下がる)ように祈る状況なった場合、大体の場合は、願いとは逆の方向に株価は動いてしまいます。

ですから、投資を行う上では、如何に「祈る」と言う状況にならないようにするかが重要です!

ただ、それでも人間ですから、予期せぬ失敗をしてしまうことがどうしてもあり得ます。

ですから、全く想定出来なかった失敗が起きた場合でも、死なないような額で投資をやることが重要です。

このようなスタンスで投資に臨めば、大きく勝てなかったとしても、壊滅的な損失を被ることは少ないはずです。

と言いながら、明日は我が身なので、調子に乗らないよう、日々自分を戒めて投資にあたっていますが・・。