2020年3月/株式投資等の結果報告
2020年3月の投資結果について、ご報告させて頂きます。
項 | 大区分 | 小区分 | 2020/2末 | 2020/3末 | 実績 | 備考 |
1 |
投資関連 |
証券口座 | ¥22,520,970 | ¥22,156,008 |
▲¥364,962 |
証券口座内の現金を含む |
2 | 外国株式 | ¥2,912,425 | ¥3,007,081 | ¥94,656 | ||
3 | 為替 | ¥5,786,695 | ¥5,649,899 | ▲¥139,796 | ||
4 | 合計(1~3) | ¥31,220,090 | ¥30,809,988 | ▲¥410,102 | ||
5 | 上記外 | 不動産,預金 他 | 未公表 | 未公表 | 未公表 |
2020年3月ですが、依然として新型コロナウイルスによって株価が大暴騰を繰り返すような毎日でした・・。
月ベースの投資成績としては、久しぶりにマイナスとなってしまいました。
ただ、これほどの大荒れの相場の中で、致命傷となるような損失は被っていないので、やむを得ないレベルの損失だと思っています。
コロナショックで株式相場は大荒れ!相場の流れを踏まえて最小限の損失で乗り切った!
3月の株式相場は大荒れな展開でした。
前半は、2月下旬頃からの株価急落が続き、日経平均やNYダウなども、過去最高レベルの下落を、毎日のように繰り返しました!
この時点で大きな買いポジションを抱えていた人は、膨大な被害を被ってしまったと思います。
私自身は、このサイトでも何度も触れてましたが、昨年末頃より現金ポジションを増やし、また空売り銘柄、日経ダブルインバース(1357)、S&P3倍インバース(SPXS)などを仕込んでいました。
そのため、まだ保有していた現金ポジションの株価下落はありましたが、上記の下落に備えた銘柄によってヘッジが効き、大きな損失を被ることは防げました。
その後、3月の中旬頃になると株価のリバウンドに備えて、上記のインバース系銘柄を利確しました。
そして、逆に、割安になって来た銘柄の仕込みを始めました。
具体的に言うと、原油の大暴落や急速な円高が進んでいたので、本来は利益が出るはずなのに全体相場に引きずられて暴落していた電力株などの仕込みを行っています。
また、高配当の大型銘柄については、翌週末に控えた配当の権利付き最終日に向けて、株価がリバウンドすることを想定し、権利付き前の上昇における利確を狙って、こうした銘柄の仕込みを実施しました。
実際に、その辺りのやり取りは、Twitterでリアルタイムにつぶやいています!
その後、想定通り株価はリバウンドし、日経平均で言うと16,000円代を付けていたものが、一気に195,000円付近まで急回復しました。
ただ、これは一時的に需給のバランスが変わっただけであり、上昇幅も限らているとの想定から、底値辺りで仕込んだ銘柄は、ほぼ利確をしてしまいました。
また、ほんの少しですが、このタイミングで、改めて 日経ダブルインバース(1357) を仕込んでいます。
ただ、3月末になると、株価は下落傾向となりました。
ただ、保有しているインバース系銘柄が割合が小さいために、損失が膨らみつつあると言うのが現在の状況となっています。
コロナショックの中で、売買タイミングがほぼ完璧に近かったが、利益が殆ど出ていない理由とは?
上記の流れを説明すると、かなり利益が出たのではと思うかもしれません。
ただ、冒頭の投資結果にも記載していますが、利益は殆ど出ていないと言うよりは、マイナスの結果となっています。
理由ですが、一言で言ってしまうと仕込んだ金額が小さかったからです。
そのため、短期間にかなりの利益率を取れましたが、利益の絶対額は大したことはありませんでした。
ただ、こればかりは仕方ないですね・・!
確かに、リバウンド直前のタイミングで、一気に勝負を掛けて仕込みをすると言う選択肢もありました!
実際に、タイミングは、ほぼ完璧だったので、そちらの方が正しかったのかもしれません・・。
ただ、それは過ぎ去った後だから言えることです!
当然ですが、現在のようなボラティリティの高い相場では、一歩判断を間違えてしまうと、大火傷を被ることになり兼ねません!!
そのため、急落後にリバウンドすると想定はしていましたが、実際に株式相場が想定通りに動く保証は、当然ですが有りませんでした。
そのため、リスクとリターンを天秤に掛けながら、失敗した場合でも生き残れるように安全運転を選択しました。
具体的には、
■想定通りにリバウンドせずに、銘柄の仕込み後も株価の急落が続いてしまう!
■仮にリバウンドしたとしても、小さなリバウンドに留まり、売却タイミングを逃してしまう。しかし、株価はまた2番底に向けて急落を繰り返し、仕込んだ銘柄も含めて含み損が急増してしまう!
と言ったような、リスクがありました。
ですから、通常の自分が取引するロットの10~30%程度と言う、相当に小さなロットしか投入をしませんでした。
かれこれ思い出してみても、こんな小さなロットで投資をしたのは覚えてないくらいです・・。
まあ、結果として生き残れているので、個人的には良かったのかなと感じています!
今後の株式相場の動向はどうなって行くのか?
今後の株式相場はどのようになって行くのでしょうか?
私自身としては、ここからの相場は、想定することが非常に難しいなと感じています!
と言うのは、コロナショックが起きた後の、株価の急落~リバウンドまでは、ある程度は想定することが可能でした。
需給が明らかに偏っており、タイミングをピンポイントに当てるのは難しいものの、大きな流れを想定するのは容易だったからです!
と言うのも、多くの人が損失回避のために、ポジションの再調整が必要であり、そのためにやむを得なく損切を行ってました。
ですから、前半では売りの方に需給が偏り、中旬辺りでは売り玉が枯れてきて買いの方に需給が偏りました!
ただ、現在の状況では、需給の極端な偏りは解消し、想定が難しい状況となっています!
勿論、現在においても新型コロナウイルによる経済への影響は見切れていません。
ですから、今後発表されてくる指標によっては、更に株価が下落する可能性は高くなっています。
そのため、中期的に見ると、まだ株価は2番底・3番底に向けて下落していくと思います。
ただ、短期的に見ると、日々公表されるニュースなどの材料に、一喜一憂されることが想定されます。
当然、こうしたボラティリティの高い相場では、短期で大きな資金を投入すれば、資金回転も速くなり、大きな値幅を取れる可能性があるので、一気に莫大な資金を稼ぐことが出来ます。
ただ、投資で難しいのは、基本的には「リスクとリターン」はバランスされていると言うことです。
この 「リスクとリターン」のバランスが明らかに崩れるタイミングが稀に発生し、それが想定出来た場合は、ある程度の勝負を掛けなければなりません。
と言うのも、安全運転を続けていればリスクも軽減できますが、当然リターンも限定されます。
既に膨大な資金を保有している人は、こうしたやり方でも問題ないのですが、資金が少ない中で、ある程度の期間で成功したい場合は、どこかで勝負をかける必要があります。
そして、当然、こうした勝負をかけるタイミングは、上記で言う 「リスクとリターン」のバランスが明らかに崩れ たタイミングとなります。
要は、ここを如何に見抜けるかが重要であり、更に実際に大きな資金を投下出来る胆力が必要となります。
ただ、こうしたタイミングは人によって異なりますし、それを見抜く眼力と、それを実行できる胆力が必要となります。
私自身としては、今回のタイミングは、自分自身としては、まだ勝負をかけるタイミングではないと判断したと言うことです。
因みに、私が勝負をかける時は、2番底・3番底が来てからとなります!
当然、 2番底・3番底 が来ると言う確証もありません。
勿論、このまま株価が上昇に転じる可能性もあります。
ただ、その場合は小さなリターンとなりますが、やむを得ないのだと思います!
因みに想定通り、 2番底・3番底 が来たとしても、4番底が来る可能性もあります!
ただ、こればかりは誰も分かりません。
現時点で出来ることは、こうした勝負すべきと判断したタイミングで、勝負できる額のキャッシュを持っていることが重要です!
ですから、3月のタイミングでは、大きな利益を狙うよりも、後に勝負できるためのキャッシュを守りつつ、生き残ることを優先したという訳です。
まあ、後に、今回の判断が正しかったかは検証が必要ですが、実際に大きな損失無く生き残っているので、良かったのかなとは思っています
4月の株式市場も厳しい状況が続く可能性が高い!
現在はボラティリティが高いため、ニュース(材料)への反応だけでも、想定以上に株価が上下動してしまいます。
そのため、短期で勝負する場合は、想定出来ないニュース(材料)に振り回されてしまうことになり兼ねません・・。
そのため、私は暫くの間は、少しマーケットとは距離を取るつもりです。
とは言え、個別株については、かなり歪な株価になっている銘柄も多いため、こうした個別株の方に目線を移して投資を行っていく予定です。
また、当然ですが、投下する金額もかなり小さい額に留めるつもりです!
とは言え、業績の大幅悪化は免れれないので、4月はかなり厳しい1ヶ月になるだろうなとは感じています。
まあ、ある程度の損失はやむを得ないのですが、今月同様に、兎に角、大きな損率を被らないように対処して行くつもりです!!
厳しい状況が続きますが、皆さま、一緒に乗り切って行きましょう!!