日経平均は大きくリバウンド!このまま上昇は続くのか?

日経平均は大きくリバウンド!このまま上昇は続くのか?

本日の日経平均は、プラスの348.24円でした。

先日、高値もみ合いの下限値ラインに来ており、反発を想定して買い出動してみるには面白いタイミングかもしれないという記事を書きました。

結果的には、ここ数日のリバウンドで想定通りの動きとなりました。

要因としては、10月に円買い介入をしていなかったことが大きかったのかなと思っています。

以下は、10月4日の私のX(ツイッター)のコメントです。

こちらの投稿でも書いたのですが、1ドル150円を超えた辺りから、一気に147円台前半まで円高方向に急騰し、余りにも不自然な動きから私自身もすっかり覆面介入が入ったのだと思っていました。

多くの人も、同様に為替介入が入ったと認識し、150円を超えると介入が入ることへの警戒感から、ドル円は150円付近で高止まりするようになりました!

しかし、財務省が10月に為替介入をしていなかったと発表したことから、日銀が150円辺りでは為替介入は入らないのではとの思惑が広がり、一気に150円を超えて更なる円安が進みました!

これによって、株価が上昇したとも言われています。

但し、個人的には要因は少し違うかなとは思っています。

と言うのは、31日に行われた日銀の政策金融会合では、長期金利の1%を超える取引を容認するYCCの柔軟化措置を決定しています。

当然ですが、利上げの方向に進めば、特に借金の多い小型企業などは業績悪化に繋がります。

更に今回の場合は、米国ではなく、日本そのものの金利です!

当然、金融セクターなどを除いて、多くの会社にとってはマイナスに影響するはずです・・。

然しながら、ここ数日の上げでは小型株も含めて全般的に株価は上昇している状況です!

また、財務省の神田財務官は、記者団に「スタンバイです」と述べ、為替介入を含めた手段を取る用意があることを強調しています。

このため、ドル円も為替介入への警戒から、急速には円安方向へは向かっていません。

このように考えると、どちらかと言うとテクニカルによる反発ポイントに、丁度、材料が重なって反発が起きたと考えた方が良さそうな気がします。

とは言え、金余りのマーケットの中で、高値もみ合いの下限値を割らなかったという事実は大きいのかなと思っています。

このまま、一気に上昇に移るのか、もう一度、もう少し下がるのかは分かりません。

但し、もう一度下がって、底値を割れない場合は、底値固めの状況となり、どちらかと言うとかなりの買い場のチャンスになる可能性は高まります。

個人的には、リバウンドチャンスと述べた際に、既に打診買いはしているので、後はどのタイミングで追加投資をするかを見定めているところではあります。

とは言え、12月に米国でももう一回の利上げが行われると言われていますし、日本でも実質的な利上げによって企業業績が悪化する企業も出て来ると思うので注意は必要ですね。

更に、日米金利差が縮まると円高方向に進む可能性が高まりますので、その際は日本株にとってはアゲインストになることはしっかりと認識しておく必要はありますね!!