日経平均は下落傾向!?株価は調整に入るのか?それとも上昇に転じるのか?

高値警戒感から株価は調整に入るのか?それとも再び上昇に転じる?

本当に、最近の相場の動向は難しいですね!!

日経平均も3万円代を割り込み、一時的な調整局面に入る雰囲気を醸し出しています!

では、直ぐに下がるのかと言うとそうでもありません!

前場で大きく値を下げたかなと思っていても、後場から大きく切り返し株価が回復する場合もあり、方向性が読み難い状況が続いています。

株式投資は、インデックス指数の動きを考慮する必要があるのか?

そもそも、株式投資は個別株の売買であり、個別株の動向に注視して売買をすれば良いだけという意見も良く耳にします。

確かに、全ての銘柄が日経平均などのインデックス指数と連動して動く訳ではありません。

ですから、日経平均などの動きは無視して個別銘柄の動向だけに注目して売買をすれば良いと言う主張も全く否定するものではありません。

ただ、私自身の場合は、かなり日経平均などの相場全体の動きを気にして売買の戦略を立てています。

株価は様々な要素で変動します。

当然、個別株に起因する要因だけでなく、全体相場などの取り巻く環境要因にも大きく影響されます。

ですから、全体相場が上昇局面にある時は個別銘柄も上がりやすく、弱気相場で下落局面にある場合は下がり易くなります。

そのため、私の場合は、相場に割安感がある時は強気に拾っていきますが、逆に高値警戒感が出ている際は現金ポジションを厚くすると言った対処をしています。

こうした方法は、突如、株価が急落した際に、資産を大きく減らしてしまうことを防ぐ効果が期待出来ます。

しかし、こうした方法にも弱点はあります。

それは、毎回、完璧なタイミングで天井を見極めるのは限りなく困難だと言うことです。

ですから、そろそろ高値で危ないと思って、早々に現金ポジションを厚くして、ババ抜きゲームから抜けてしまった人は、それ以降の利益を得ることは出来ません。

一方で、高値警戒感が出ている中でも積極的に買いに回り、ババ抜きゲームに参加し続ける場合、大きな利益を得られる可能性があります。

勿論、最後までババを持ちづづけてしまえば、大きな含み損を抱えてしまいますし、高値で購入してしまっているので、建値まで株価が再び戻てっ来るのかも疑問です。

ただ、最後のババを掴まずに、程よい所でゲームから降りられた人は大きな利益を得ることが期待出来ます。

特に、高値警戒感が出て売り残が多くなっている中で、株価がレンジブレイクをすると一気に価格が跳ね上がることは良くあります。

このレンジブレイクの上昇分を取れた場合は、短期に大きな利益を得ることが期待出来ます!!

因みに、こうした方法において、どちらがスタンスが正しいと言うのはありません。

投資家、夫々がどのような手法で投資をして行くかと言う『決め』の問題です!

積極的に打って出れば、その分失敗した時に被る損失は大きくなりますが、成功すれば大きなリターンが期待出来ます。

一方で、手堅く投資を進めて行けば、被る損失は限定出来ますが、リターンも限られてしまいます。

基本的には、マーケットにおいて、リスクとリターンはバランスされていると言われます!

ですから、両者は、大きな(リスクとリターン)を取りに行くのか、小さな(リスクとリターン)を取りに行くのかと言った、戦略の違いとなります。

つまり、どちらが正しいかというものではなく、どう言った戦略を取るかと言った、戦略の選定(決め)の問題となります!!

ただ、どちらの戦略を取った場合でも、想定通りに進まない可能性は多分にあるため、損切り(ロスカット)を予め設定しておく必要があります。

そして、投資手法に優位性があり、リターンがリスクを僅かでも上回っているならば、基本的には投資としての戦略は成り立ちます。

あとは、大数の法則に則って、淡々と取引を重ねて行けば確率は収束していくはずです。

ただ、問題なのは、リスク(損失)の方を限定出来ない場合です。

当たり前のことですが、基本的にリスクとリターンはバランスされているという考え方に則って投資を行っている場合、リスク(損失)の方を限定出来なければどのような手法を取ろうと長期的には勝てません。

投資を行って行くと、様々な局面で、このリスク(損失)を当初の取り決め通りに実行させないような誘惑が用意されています。

そのため、鬼のメンタルで自分を律してリスク(損失)を限定していくとか、機械的に損切りを設定してリスク(損失)を限定していくなどの対処が不可欠です。

こうしたリスク(損失)を限定して行くことが出来るようになれば、長期的には勝てるようになって行けるのです。

因みに、リスクとリターンはバランスされていると言う前提で書きましたが、私自身は常にリスクとリターンがバランスされているとは思っていません。

確かに、通常時はリスクとリターンはバランスされている傾向が強いので、その中でも僅かなリスクとリターンのバランスの歪を見つけて、優位性のある投資手法で取引を続けて行く必要があります。

しかし、マーケットではリスクとリターンのバランスが大きく崩れる時があります。

バランスが大きく崩れた時には、期待されるリターンに対してリスクが小さくなるなど、有利な状況で投資が可能となります。

寧ろ、このようなリスクとリターンのバランスが大きく崩れるタイミングを狙って、投資を行って行くべきだと考えておりますが、少し話がややこしくなってしまいますので、本日はそこについては触れるのは止めておきます。

いずれにせよ、直近のマーケットでは方向性が読み難い状況になっているのは間違いないと思っています。

このような時だからこそ、自分の投資スタンスを明確にしておくことで、急激なマーケットの変化が起きた場合でも、迷うことなく判断が出来るのだと考えています!!