株式投資は、ギャンブルなのか?投資なのか?その違いとは?

株式投資は、ギャンブルなのか?投資なのか?その理由とは?

株式投資は、投資なのかギャンブルなのかと言った議論は良く聞きます。

株式投資がギャンブルであるかどうかは、その人のギャンブルの定義にもよるとは思いす!

確かに、株式投資も、未確定の将来に対して、資金を投下することになります。

株式投資であっても、例えば競馬であっても、将来起こる確率が高い方を、色々な材料を集めて想定し、資金を投入するわけです!

勿論、どちらも将来がどうなるかは、起こってみるまでは誰も分かりませんので、それをギャンブルと言ってしまえば、株式投資もギャンブルになります。

しかし、両者には2つの、圧倒的に大きな違いあるのです!

ギャンブル(宝くじでも競馬など)は、パイの奪い合いになっている!

一つ目ですが、宝くじでも競馬であっても、所謂ギャンブルと言われているものは、集めた資金の何割かを還元すると言う状況となっています。

当然、集めた資金の何割かしか還元しませんので、期待値は100%を超えることはありません。

仮に1億円集めて、1.1億円を還元したら、運営団体が損をするだけですから、そのようなことはあり得ません。

よく言われるのは、オンラインカジノ:93~98%程度、パチンコ・パチスロ:80~85%程度、競馬:70~80%程度、競艇:75%程度と言われています。

そして宝くじに至っては、50%以下程度と言われていたりします。

中長期投資の場合は、企業の成長に応じて、株式の含み益が増加することが期待出来る!

一方で株式投資は、どうなのでしょうか。

確かに株式投資も、スキャルピングやデイトレード、スイングトレードなどの短期トレードの場合は、資金の奪い合いとなりますので、これらもある意味ギャンブルと言えるかもしれません。

しかし、中長期投資で見た場合は、少し状況が異なってきます。

と言うのは、そもそも株価は基本的には、中長期的に見ると企業業績に収束する傾向にあります。

そのような中で、株式会社とは利益を追求する団体ですから、基本的に会社の役員や従業員たちは、利益を出すために必死に働くわけです。

当然、利益が増加して行けば、株価も中長期的には上昇していく確立が高くなります。

つまり、中長期で利益が増加していくような会社の株を保有すれば、売買を繰り返さなくても保有資産の額は増えて行くことが期待出来るのです。

このような状況であると、一概にギャンブルとも言えなくなります!

株式投資は、学ぶことで勝率を高めたり、負け難くしたりすることが可能である!

2点目ですが、それは負けた時の資産の目減り幅となります。

当然ですが、宝くじでも競馬であっても、負けてしまえば投入した資金はすべてゼロ円になってしまいます。

競馬に外れたからと言って、資金を返して貰えるわけではありません。

一方で、株式投資の場合は、企業が倒産しない限りは、資金がゼロ円になることはありません。

また、損失の額も損切り(ロスカット)によって、ある程度コントロールすることが可能です。

株式投資においては、負けをコントロールすることが、極めて重要です。

こうすることで、負ける額をコントロールすることが可能となり、株式市場に居続けることが可能となります。

これによって、経験値を増すことが出来ます。

また株式市場に居続けることで、投資環境が良い時期に巡り合える可能性も高まります。

勿論、ギャンブルの場合は、勝てた場合は一気に資産が何倍にも膨らむ可能性があります。

一方で、株式投資も10倍株などもありますが、やはり現実的には一気に増えずらいのは確かです。

極論を言ってしまえば、銀行預金であってもギャンブルと言えるかもしれない!

ここまで書いてきて、ではあなたは株式投資が、投資なのかギャンブルなのかと聞かれれば、やはりギャンブルなのだと思います。

それは、未来の起きうる事象に対して、期待値の高い方に資金を投入すると言うことをしている時点で、ギャンブルなのだと思います。

そう言った意味で、銀行に預金をしている時点でもギャンブルと言えるのかもしれません。

当然、手数料やインフレなどを加味すると、預金を引き出した時には、価値が預け入れた時よりも目減りしている可能性は否定できません。

但し、利便性に比べると、目減りする価値が限りなく少ないので、殆どの人は銀行預金をギャンブルとはみなしてないと思います。

仮に株式投資がギャンブルだったとしても、勉強すればするだけ、勝率を上げることが出来るギャンブルである!!

やや話が逸れましたが、結論的な話をしてしまうと、株式投資がギャンブルであるか無いかという議論は、余り意味をなさないと思います。

それよりも大事なのは、株式投資を続けることで、継続的に利益を出し続けれる可能性が高いかどうかだと思います。

仮に株式投資がギャンブルだったとしても、ギャンブルの中でも勉強すればするだけ、勝率を上げることが出来るギャンブルなのだと思います。

また、損失の管理も、他の宝くじや競馬等と比べて、圧倒的にやり易いと思います。

損失の管理がし易いと言うことは、負けにくいと言うことに繋がります。

これが非常に重要なのだと思います。

私自身も、投資方法を模索している時は、何度も大きな資金を失いました。

例えば、FXで1500万円程失った体験は、以下に書いてますのでご参考にしてみて下さい。

その他、株式の空売りでも大きく負けたりしましたが、やはり経験値を増していくと、負けにくくなります。

と言うのは、負けの経験と言うのは、本当につらいので、同じ失敗を繰り返さないように必死に努力するからです。

それでも、2~3回程度は繰り返してしまう時もあるのですが、やはり失敗は少なくなってきますし、損失の額も限定的になって来ます。

こうして負けにくくなるところに、勝率も上がってくると、トータルして勝てるようになってきます。

確かに、相場環境が変わってくると、こうして確立した投資手法が有効に働かなくなって来る場面も出てきま。

しかし、状況に合わせてまた学ぶことで、投資家としての厚みが出てきます。

投資環境は、繰り返す傾向がありますので、こうした経験を積んで厚みを増して来ると、状況に応じて対処することが出来るようになってきます。

こうしているうちに、本当の意味でトータルして勝てるようになってくるのです。

こうなってくると、株式投資がギャンブルなのか、投資なのかと言ったことは、もうどうでも良くなってくるのだと思います!!