FOMCで金利引き下げ見込みだが、景気減速に向かうのか?
本日の日経平均は、プラス92.51で反発して終わりました。
ここ数日、円安傾向に進んでいたので、その影響もあったのかもしれません。
そして、やはり世界中が注目しているのは、FOMCで金利の引き下げが行われるかだと思います。
市場では0.25%の引き下げが既に織り込まれており、連日のNYダウの最高値更新も、この金利引き下げを先回りしたものかもしれません。
そういった意味では、金利引き下げが行われても、大きくは値を上げない可能性もあります。
ただ、個人的な意見としては、やはりこのタイミングで金利の引き下げが必要なのかというところです。
連日のNYダウの最高値更新は、金利引き下げの先回りがあるとしても、やはりベースとしては米国企業の業績が依然としてしっかりしていることが有ると思います。
これまで、金利引き下げを実施する際は、明らかに景気減速感を肌でも感じることが出来ましたが、今回は少しように思われます。
やはり、トランプ大統領からの暗黙のプレッシャーがきついのでしょうか?
今回の金利引き下げは予防的という話をよく聞きますが、やはり金利引き下げによって市場に出回る資金が多くなります。
既に、潤沢に出回っている資金が更に増えてこれば、当然、株式市場にも資金は回りやすくなります。
そのため、更に暫くの間は、ぬるま湯のような相場(と言っても簡単に儲かる相場と言う意味ではありませんが)が、続くのかもしれません。
ただ、資金が膨張し続ければ、何か一つきっかけが発生し、逆循環すればあっと言う間に逆回転になりかねません。
そういった意味では、空売りであったり、ベア型のETFであったり、こうしたマイナス方向にマーケットが向かった際に、対応できる術を身につけておかなければならないかもしれません。
過去の不景気の時は、どのように対処したのか?
因みに、私は何度か下げ相場を経験してますが、その時は空売りは行っていなかったので、現物買い一本で勝負しました。
両銘柄にもかかわらず、意味が分からないくらい、株価は安い所まで株価は突っ込んでしまう中、不景気の底のタイミングを読み切ることは不可能なので、格安だが良銘柄をタイミングを見ては仕込んでいました。
ただ、世の中は位ニュースばかりで、当然株式投資などをやろうという空気感などは全く無く、安値で放置された状況が続きますので、両銘柄を買ったからと言って、直ぐに株価が上昇するというものではありません。
そのため、私のポートフォリオも、購入したは良いが、殆ど含み損の銘柄が並んでいる状況でした。
まあ、私の場合は、好景気になるまでの数年単位で、それらの銘柄をホールドするつもりだったので、全くマイナス状況は気にならなかったですし、まだ若かったので長期スパンで投資を考えても大丈夫な年齢でした。
ただ、次回の景気減速時は、景気が底をつくまでに数年を要すると思います。それまで、全く取引をしないという訳にも行きませんので、急落時を現物買一本で勝負する場合、株価が急降下した際の戻りを狙うような手法になるかもしれません。
それもなかなか難易度が高いので、やはり空売りやベア型のETF等も用いて対処することになるかなと思ってます。
いずれにせよ、金利引き下げを実施した場合は、それが仮に予防的な措置であったとしても、これまでの金利引き上げ~金利据え置きからの転換点になることは間違いありません。
次の時代のマーケットの動きに対して、備えをしておく必要は有りそうですね。
取り合えず、まずはFOMCで金利動向を注目することにしましょう!