利益の絶対額を増やすために、取引の回転率を上げるか?資金を集中して取引額を増やすか?

以前の投稿でも書かせて頂きましたが、最近は「塩漬け株の整理(売却)」「やや短期での取引を増やして経験を積み増す」の2つを並行して進めています。

私の保有資産は、ロスカットもまともに出来ておらず恥ずかしい限りですが、コントロール不能の塩漬け株が積みあがってしまっている状況です。

この「コントロール不能に陥っている塩漬け株」の価格変動によって、各月の含み損・含み益が変動すると言った状況に陥ってしまっています。

また、塩漬け株の増加により流動的な投資資金が枯渇し、新しい銘柄に投下できる資金が少なくなってしまっています。そのため、各月の成果がこれらの銘柄の変動によって左右される状況になっています。

従って、まずはこの塩漬け株を整理することで、コントロールされた状況の中で積み上げた利益・損失のトータルが、月々の成績に反映される状況になると考えています。

ただ、塩漬け株の処理が完了しても、それだけでは利益が出るという訳ではありません。月々の取引の成績が、結果に紐付くようになると言うだけです。当然、コントロールしている状況の中で行った取引でも、損失ばかりが発生するようでは資産は増えて行きません。今後エントリーする取引から生じる利益と損失が、トータルしてプラスになるような状況にして行くことが不可欠です。

更に、これまでは中長期投資が中心でしたが、中長期投資では原資が大きければ別ですが、億超えを目指す場合どうしても元手が小さいと時間が掛かってしまいます。ある程度、成功までの期間を逆算すると、やや短期での取引を増やして資産回転を意識せざるを得ない状況です。

とは言え、短期での取引は経験値が少ないので、小ロットで実践し経験値の積み増しを行っていると言う訳です。

まあ、この小ロットでの経験値の積み上げは、必要不可欠なプロセスなので、時間を要してしまうのは仕方がないのですが、想定通りに取引が出来て利益が出ても絶対額が小さいのが難点です・・・。

当然、利益の絶対額を増やすには「取引の回転率を上げる」か「資金を集中して、1ロットあたりの資金額を増やす」の2つの戦略が中心になるかと思います。(利益率を伸ばすと言うのもありますが、そこはコントロールし難いので、いったん置いておくとして・・)

「スキャル」や「デイトレ」のように回転数を上げれば良いのですが、私の場合はチャートだけを見て「上がる」「下がる」を判断するのは私自身としては厳しく、どうしてもファンダメンタル的な要素を求めてしまいます。そのため、「銘柄の分析」の時間が必要になるので、どうしてもエントリー機会は少なくなりがちです。

投資で重要なことの一つとして、優位性が生じている(=勝てる可能性が高い)状況で利益と損失をコントロールしながら取引を繰り返すことで、優位性の高い取引が出来ていれば「大数の法則」に従って利益が積み上がって行くと言うものがあると思います。

この時の「優位性高い状況」と判断する際に、

私の場合は

  1. ファンダメンタル分析(適時開示情報・業績分析・外部要因・材料など)によって、株価が上下のどちらに行く可能性が高い状況か判断する
  2. その上で、チャートや需給などを見て、エントリータイミングを見極める

と言う手順でエントリーしています。

どうしても「1」を挟むため、分析作業に時間を要してしまい、エントリー機会が限られてしまいます。また、サラリーマンなので投資に充てられる時間も限られますし、機関投資家でもないので分析出来る量も質も限界があります・・。

そのため、リターンの絶対額を増やすためには、1ロット当たりの投下資金を増やすしかないかな~と感じてます。当然、1ロット当たりの絶対額を増やせば、失敗した場合の絶対額も増えてしまいます。

今は、まだやや短い期間での取引の経験値が少ないので、小ロットで経験値を積み上げて行くしかないのですが、早く1ロット当たりの絶対額を増やせる状況に持って行きたいなとは思ってます。

余談ですが、「やや短い期間の投資」と言っても、数日の時もありますが、一ヶ月を超してしまう場合もあるので、取引によっては中期取引と言った方が良い場合も多いのですが・・。

暫くは、この2本柱を進めて行こうと思っています。

投資結果や、取引を通じて感じたことなども、また報告させていただく予定です。