株式投資で勝つために重要なこととは?

株式投資で勝てるようになるために重要なこととは?

株式投資で勝てるようになるために重要なことは沢山あります!

正直なところ、何をやれば勝てるというものではなく、複合的な知識が積み重なって負け難くなり、結果として勝てるようになって行きます。

これらの重要な要素について、一つ一つ丁寧に説明をして行くことも良いのですが、相当の時間が掛かってしまいます。

そのため、まずは重要と思うことについて、自分の経験を踏まえつつ羅列してみました。

株式投資で勝てるとはどんな状況か?

株式投資で勝てるようになるとは、「階段状」のような形で資産が増えて行く状況だと思っている。

階段状になるには、普段は、トータルで少し利益が出ているのが理想だが、少なくとも少々負けているレベルにとどめておく必要がある。

そして、数回の勝ちで一気に資産を伸ばすというサイクルに入ると、このまま取引を続けて行けば利益が増えて行く(勝っていける)んだろうなという実感を持てるようになる。

この状況を作る際に、多くの人はどのようにしたら、資産を大きく増やすような勝ち取引が出来るようになるのかという方に意識が行きがちである!

しかしそれば順序が違う。

まずは、階段と階段の間の、平行な状態をいかにしてキープできるかを意識すべきである。

そこでキーワードになるのが、いかにコントロールした損失を出すかである。

言い換えるならば、いかにコントロールして損切をするかである。

当然だが、ストップ安を食らってマーケットで売却できなかったなども言い訳にならない。

どのような銘柄を買えば、どのような損失を食らうかを予め理解している必要がある。

あとは、株式は「上がる」「下がる」「平行線」の3択なので、損失のコントロールさえできるようになれば、基本的には大きな損失を食らうことは少なくなる。

但し、事故的なことはまれに発生するので、その時は一心不乱に逃げなければならない。その際は、通常より大きな損失を食らうが、それを100%回避しようと考えるならばと、そもそも投資は行えない。

株式投資で保有期間はどれくらいが良いか?(スキャルピング?デイトレ?スイング?中長期?)

正直、スキャルピング・デイトレ・スイング・中長期のどれが良いかと聞かれても正解はない。

その手法でも勝ってる人も負けている人もいる。

当然、社会人だとスキャルピングなどは難しく、生活リズムによっても選択できる手法は限られてしまう。

また、数値分析が得意であれば、ファンダメンタルが機能し易い中長期投資、マーケットに匂いを嗅ぎ分けるのが得意であれば、需給によって株価が影響を受けやすい短期取引の方が向いているかもしれない。

但し、自分はこちらだと思って、相対する取引も行ってみると、少なくとも自分の特性が事態軒として理解できるし、逆に投資に関する理解・経験値の幅が広がるので、やってみると良いと思う。

しかし、経験値が薄く、知識レベルも低いため、最小ロットで試してみる必要がある。

そして、最初は勝てたりする可能性もあるが、暫く続けて行くと、恐らくは負けると思う。

試行する際は、ただ単純に取引をしてみるだけでは、ほぼ意味はないと思った方が良い。(まあ、経験値は得られるかもしれないが・・)

自分なりの仮説をもって取引を行い、それがどのような結果になるかを意図的に試してみる必要がある。

更に、マーケットの状況や、運不運の要素も絡んでくるので、何度も試行を行う必要がある。

こう言った「仮説~試行~結果~分析~次の仮説・・」ことを、意図的に行っていく必要があるのだが、手法にもよるがワンサイクル回すのでも相応の時間が掛かるので、自分の投資スタイルが確立して行くにはかなりの時間が必要となる。

初期段階では、こうした観点から何度もサイクルを回す必要がある。

しかし、余りにもワンサイクルが長すぎると、試行して、その結果を踏まえて次の試行までに時間が掛かりすぎてしまう。

例えば、ワンサイクル3年だとすると結果がでて間違っていたと分かっても遅すぎる。

個人的な感覚としては、3か月程度のスイングで回してみるのが良いと思う。

これ位の期間であれば、最小ロットの投資を並行して数本回せれば、定期的に試行~反省~反省を生かした試行のサイクルを回せる。

また、3か月程度のサイクルであれば、先ほど述べた階段状の資金が増えて行く状況を意識しながら、投資を組み立てることが可能である。

逆張りか、順張りか?

こちらも、投資手法としてどちらが正解と言うものはない。

どちらも勝ってる人も負けている人もいる。

但し、理解しておく必要があるのは、資金を大きく階段状に伸ばすには、順張り状況で利益を伸ばせるだけ伸ばすという、ステップが避けて通れないということである。

また、連続的な好業績、マーケット循環による資金の集中、金利政策などによる資金の流れ等、誰もが分かっていても止められない流れが出来ると、株価はかなりの期間に渡って、一方的なトレンドを付けて動き続けることが多い。

この場合、方向性が間違っていなければ、ある程度早めのタイミングで乗れれば、少々のエントリータイミングのミスがあっても利益を得られることが多い。

他方、このようなタイミングで反転を想定して、含み損を耐えて行くと、結局、焼き尽くされると思った方が良い。

マーケットは往々にして、耐えている人にトドメを刺すまで動き続けるものである。

結局、こうした流れに逆らうよりは、早々に小さな損切をだして離脱するのが正解である。

仮に耐えられたとしても、相当長い期間の精神的な苦痛を伴う割に、良くても建値付近で逃げられるのが精一杯と言うのが実態である。

また、下手に耐えてしまうと、次も損切をしなくなるので、結局、将来にわたって勝てない期間を延ばすだけである。

他方、逆張りについては、暴落幅よりも戻り幅の方が小さくなる可能性が高いことを意識しておく必要がある。

例えば、ボールを高い位置から落とした場合、戻り幅は、手を離した位置よりも下になるはずである。

暴落によって利益が出た人も、一旦戻しが来ると、利確に走る人が多く出て来る。

但し、落ちるべくして落ちる理由があるものは、直ぐに逆トレンドを形成して上昇して行くという可能性は低いため、小さなリバウンドで終わってしまうことが多い。

また、リバウンド期間も短くなることが多いため、ピンポイントで売買を完結させる必要がある。失敗すると、また下落トレンドに入ってしまう可能性もあり、リターンの割に大きな損失を伴うリスクが付きまとっている。

但し、暴落・暴騰の後は、かなりの確率でリバウンドは発生するため、短期でこのリバウンドを取る手法は有効ではある。

しかし、初期段階ではこうしたピンポイントで利益を取って積み上げて行くという手法より、大きなトレンドの中で負けを小さくしながら、上手く行けば利益を大きく伸ばすといった手法を取って行った方が無難ではある。

そもそも論だが、何をもって順張り・損切と言うかは曖昧だが、そこを議論すると話が終わらないので、そこは触れないようにする。

複利で資金を増やした実体験に触れていない場合は、そもそも勝ててないのだろうなと思った方が良い

投資は、複利で資金を増やして行くことの大切さは誰もが知っている。

一方で、勝てない状況で投入資金を増やして行けば、破産が速くなるだけだということも、ある程度投資を行っていけば分かることである。

確かに、投入ロットが大きければ、毎回、同じロットサイズで取引をしていても、一定額のリターンを見込めるので、複利で増やすことは意識しないかもしれない。

しかし、小さな投資資金から初めて、一定額のリターンを得ようとする場合、投入する母数を増やす必要があるので、ある程度までは複利で母数を増やして行くプロセスは避けて通れない。

但し、先ほども述べたが、そもそも勝てるサイクルに入っていない場合、複利運用によって母数を大きくしようという工夫をするレベルに達しないため、その辺りの経験に基づく発言が余りないのだと思う。

投入資金を大きくした場合に運よく大きく買ったりする場合もあるだろうが、その場合は近いうちに大きく負けてしまう可能性が高い。

意図的に投入資金を大きくして、利益を伸ばして取りきるためには、その取引に対して、自分の経験・知識・分析等からもたらされる「確信」が無いと難しい。

逆にこの「確信」を持てるようになり、他方、自分の思うようにならなかった場合はどの程度の損失で留められるかが明確にコントロールできる場合、それほど怖くは無くなって来る。

怖くなくなって来るというよりは、それほどの「確信を持てる機会」は、そんなに頻繁に訪れるものではないため、投入しないと「損」なので感情をコントロールして投入が出来るようになる。

意図的に投入資金を複利的に多くし、想定通り利益をしっかりと取りきると言う経験をすると、資金が自分の想像をはるかに超えるような形で増え、複利投資の威力をまざまざと感じさせられる。

恐らく、こうした意図的な取引を数回経験することが出来れば、トータルで勝っていけるんだろうなと言う実感を感じることが出来ると思う。

塩漬け株

塩漬け株を作って作っている状況では、まず勝てるようにならないと考えた方が良い。

塩漬け株が発生するということは損切が出来ていないということである。

よって、損切が出来ない場合は、損失がコントロールできない。

損失がコントロールできないということは、階段状の踊り場を形成することが出来ず、大きく勝てたとしても大きく負けてしまうので、資金が継続的に増えて行くことは出来ない。

そもそも、塩漬け株が多く出来てしまうということは、利益を意図的に狙って取りきるというレベルにも至ってないと思うので、所謂、「コツコトドカン」の状況になってしまう。

仮に、塩漬け株を既に持ってしまっている場合は、早々に損切して解消する必要がある。

恐らくは既に多くの損失額が出ていると思うので、切るにも切れず、放置状況になっていると思う。

しかし、こうした塩漬け株は、意図的に狙ってロスカットや利確をすることは出来ず、単純に反転してくれと祈るだけになってしまう。

そして、損失額が大きくなりすぎると、お祈りすらする気にならず、放置となってしまう。

仮に投入額が保有資産に比べて少なければ放置のままでもよいかもしれないが、一定レベルの割合で投入しているならば、腹をくくって損切りするしかない。

しかし、精神的に難しいのも事実である。

この場合、幾らくらいあがったら何100株損切りすると言った具合に、小さく損切をして行き、徐々にロット数を少なくしていくことが効果的である。

こうして、少しずつ損切を経験して行くことで、徐々に慣れて行って、何れは損切は躊躇なく出来るようになって来る。

それまでは、最小限のロットで取引を行い、機械的に逆指値を入れて損切を徹底して行くことが重要である。

終わりに

まだ、まだ重要な観点は沢山あるのですが、長くなってきたので今回はここまでにします。

少しでも皆さんの役に立てているのであれば、また違う観点を追加で書いていきたいと思いますので、コメントなどを頂けると嬉しいです。