新型肺炎(コロナウイルス/COVID-19)の拡大が株式相場に与える影響とは?
新型肺炎(コロナウイルス)の拡大によって、株式市場では関連銘柄の株価が大きく動いています。
新型肺炎(コロナウイルス) に関連する代表的な銘柄としては、
■防護服の川本製作所(3604)、アゼアス(3161)
■ マスク関連では、重松製作所(7980)、興研(7963)
などがあります!
また、繊維関連銘柄として、
■ ダイワボウホールディングス(3107)、シキボウ(3109)
なども買われています。
その他として、
■ 外線サーモグラフィの日本アビオニクス(6946)
であったり、医薬品関連として
■ 中京医薬品(4558)、大木ヘルスケアホールディングス(3417)
などの銘柄も株価も上昇しています、
更に、関連銘柄への買いは、連想買いが広がり、例えばオムツメーカなどへも資金が流れ込み、
■ ユニ・チャーム(8113)、ハビックス(3895)
などの株価も押し上げてたりしています。
新型肺炎(コロナウイルス) 関連銘柄への対応方針は2パターンある!
では、今後、こうした新型肺炎(コロナウイルス) 関連銘柄はどうなって行くのでしょうか?
また、どのように対処していけば良いのでしょうか?
新型肺炎(コロナウイルス) 関連の銘柄に対して、株式投資で利益を出そうとする場合、冒頭に述べたような銘柄の更なる上昇を狙って、今から買いでエントリーすると言う方法もあります!
但し、 新型肺炎(コロナウイルス) の動向によって、暴落する可能性が高い状況です!
従って、こうした既に暴騰している銘柄に対して、更に買いでエントリーするのは注意が必要です!
では、どのようにしたら良いのでしょうか?
この新型肺炎(コロナウイルス) で関連銘柄に対する対応としては、大きく分けて二つの戦略があります。
それは、
①まだ、株価が上がっていない銘柄を見つけて、株価の上昇を狙う。
②株価が上昇している銘柄について、株価の下落を想定して空売りを狙う。
の2パターンです。
新型肺炎(コロナウイルス) 関連銘柄で利益を出したい場合の具体的な方法とは?
今回の新型肺炎は、世界規模で大流行し800人近くが死亡した重症急性呼吸器症候群(SARS)と比べると重症度は低いとの情報も出ています。
ただ、発生源である中国がどの程度正確に情報を開示しているかも不明です。
不安が不安を呼び、冒頭にも述べた通り、新型肺炎(コロナウイルス)に関連する銘柄は、連日、株価が大きく変動しています。
ただ、正直なところ、 新型肺炎(コロナウイルス)の拡大は死に直結する問題だけに、 株価云々と言うより一刻も早く沈静化することを望むばかりです。
とは言え、こうした人命に影響を及ぼすものは、株価を大きく動かすのも事実です。
1.株価が上がっていない銘柄を見つけて、株価の上昇を狙うとは?
2020年1月24日から、春節で多くの中国人が日本人を訪問しています。
報道では、中国からの団体旅行を中止するとのニュースも出ていますが、規制が入る前に、既に多くの中国人が日本を訪れています。
勿論、日本を好きで来て頂けるのは良いことだと思います。
ただ、新型肺炎の感染者が来るとなると、少し話が変わってきます!
入国管理で、こうした感染者をストップ出来ているのかは、かはかなり疑問です。
正直なところ、 熱センサーや自己申告だけで、ストップ出来ていたとは到底思えません。
もし、入国管理で感染者がすり抜けてしまっている場合、日本でも感染者が多く出てしまう可能性があります。
このような不幸な事態に陥った場合、皮肉にも、冒頭で述べたような関連銘柄の株価は、 更に高値を更新していく可能性が高まります。
また、まだ株価が反応していない銘柄の場合は、大きく株価が上昇する可能性があります。
ただ、既に株価が上昇してしまっている銘柄の場合、実力以上に株価が上昇している可能性が高いです。
そのため、下落リスクが高くなっている状況とも言えます。
材料株は、人気が離散すると、一気に株価が下落することが良くあります!
ですから、買いでエントリーしたい場合は、上記の①でも述べたように、まだ株価が暴騰していない銘柄を選んでおいた方が無難だと思います。
ただ、新型肺炎(コロナウイルス) は人命に影響を及ぼすので、それで株価が上がってたとしても、全く持って喜べることではありませんが・・。
2.株価が上昇している銘柄について、株価の下落を想定して空売りを狙うとは?
一方で、 新型肺炎(コロナウイルス) の拡大が防げたり、重症度が大したことが無いことが判明した場合は、株価は下落することが想定されます。
恐らく、SARS(サーズ)やMERS(マーズ)がそうであったように、暫くすると沈静化に向かうはずです。
いや、早く沈静化してくれないと困ります!!
新型肺炎が沈静化してくると、材料による需給だけで暴騰していた銘柄は、 いずれは、本来のあるべき株価に戻って行くことが想定されます。
勿論、下落のタイミングは銘柄によって変わって来るでしょうが・・。
こうしたことを想定と、冒頭で述べたような②のようにタイミングを見て売りを狙うのもありです。
ただ、先ほども述べたように、今後も感染がどの程度拡大するのかは誰にもわかりません。
もし更に拡大してしまうと、一気に踏みあげられてしまう可能性があります。
特に小型株の場合は、新型肺炎の拡大とは関係なく、株式の需給だけで踏みあげられる可能性があるので注意が必要です!
従って、銘柄選定や、エントリーするタイミングを間違えると、大火傷をする可能性があるので要注意です!!
そのため、こうした材料株に対して、空売りで取引をする場合は、リスクを把握した上で、戦略を持って対応することが不可欠です!!
人命に影響が及ぼ材料は、株価が大きく動くが、複雑ではある!
正月の米国とイランの戦争懸念の時もそうでしたが、こうした戦争とか、新型の病原菌の感染拡大など、人間の死に関連するもの出た場合は、本当に大きく株価が動いてしまいます!
まあ、実体経済に大きく影響を及ぼす可能性が高いので、当然と言えば当然でしょうが・・。
そして、当たり前のことですが、株価が大きく動くと言うことは、短期間で大きく利益を出すチャンスでもあります。
ただ、毎回思うのですが、こう言った人間の死に直結するような材料で、お金を儲けようと言う気にはなれないですね・・。
投資をするものとしては、甘いと言われそうですが・・。
まあ、どんな材料で稼ごうと、お金はお金だと言う人もいます。
ただ、個人的にはそういう考え方は余り好きじゃないなって感じです。
何だか、そう言った儲け方ではなく、純粋に企業を応援すると言った儲け方の方が、個人的には性に合ってますね・・。
いずれにせよ、新型肺炎の感染が拡大せず、一刻も早く沈静化するのを望むばかりです!!