株式投資において、企業業績の発表結果は、株価にどのように反映されるのか?

7月末から8月の初旬にかけて、業績発表が続きましね!

決算期にもよりますが、第一四半期の発表をする会社も多いため、2019年度の業績を判断する上でも、非常に大切な業績発表になるかと思います。

私自身としては、昨日投稿させて頂いた、2019年7月の株式投資の成績にも書かせて頂きましたが、7月に含み損を抱えている銘柄の中で、今後、業績が堅調推移したり改善する見込みがないものは、株価の下落リスクを鑑みて、ある程度ロスカットを実施しました。

業績発表が、株価への影響を判断する方法とは?

現時点で残っている銘柄の多くは、株価の下落リスクを極力抑えた銘柄が中心となっています。

選定している銘柄の多くが、2019年度の通期業績が、市場の想定よりも低めであったため、前回の決算発表後に株価が下落した銘柄が多くなっています。

これらの株価が下落した銘柄の中で、業績の実力値としてはもっと上だが、かなり保守的な発表をしている銘柄を中心に選定をしています。

つまり、会社側としては、米中貿易摩擦、消費税増税、円高傾向など、不確定要素が高い状況を踏まえて、業績の下方修正を避けるために、最低限達成できる業績を発表していそうな銘柄を選定しました。

そのため、かなり保守的な業績発表と想定してますので、発表された通期業績の達成は最低限達成でき、恐らくはどこかのタイミングで上方修正してくるのではと想定しています。

そのため、保有している銘柄の下限リスクは限られているとは思ってますが、業績を完璧に当てることは極めて困難なため、発表が出てみないと分からないと言ったところが実態です。

株式投資を実施していく中で、スキャルやデイトレ等の短期取引を除いて、こうした業績分析は避けて通れないものだと思っています。

然しながら、業績発表を通じて、株価がどのように動くかということを判断することは、どれだけ株式投資を実践してきても本当に難しいな~と感じています。

投資の是非を判断するステップとは?

まず、第一のステップとしては、当然ですが、その銘柄の業績がどのような結果になるか、推測する必要があります。

そもそも、これがかなり至難の業と言えるくらい、難しいものです。

売上動向、原材料価格、製品の需要、人件費、在庫、など、諸々、調べて自分自身として業績予想をする必要があります。

そして、第二ステップとして、業績に対する自分の仮説を立てた上で、その業績予想が株価にどのように影響するかを想定しなければなりません。

当然ですが、株価は単純に業績発表が良かったからと言って上がるものではありません。

既に、好業績が織り込まれていた場合、業績の上昇幅が、市場の期待値に及んでいなければ、株価は逆に下がってしまう可能性が高くなります。

一方で、発表された業績が悪かった場合でも、材料の出尽くしとして、株価が上昇する可能性もあります。

業績発表と株価の関係とは?

市場の一般的な業績見通しは、業績発表前の株価に概ね反映されてしまっている傾向が高く、その市場の予想を上回ってこれば株価は上がる可能性が高いですし、下回った場合は株価は下がってしまう可能性が高まります。

結局、市場の予想に対して、サプライズ感が発生する可能性を読みとり、事前にそのサプライズ感が発生するという判断に対して、どの程度覚悟を持って資金を投下出来るかが重要なのだと思っています。

保守的な業績発表と想定したが、その結果やいかに!?

私が現在保有している銘柄の多くが、市場の想定では、発表されている業績は、最低限達成できると判断されていると思います。

そのため、第一四半期の発表において、その最低限を達成出来なそうとなれば、窓を開けて大きく暴落すると想定されます。

難しいところは、通期の業績を、昨年度から下げているということは、こうした会社の大半は会社の業績が、マイナスの方向にベクトルが向いている状況と想定されます。

そのような中で、本当はそれほどベクトルがマイナスでは無いのだが、会社が保守的にマイナスに発表しているという銘柄を選んでいる訳ですが、自分の業績分析が外れていた場合、大きな痛手を受けてしまいます。

逆張り的な投資の難しいところは、まさにこの部分なのですが、一方で自分の想定が成功した場合は利益幅は大きなものとなります。

因みに、会社側も保守的な通期発表をしている場合、仮に第一四半期の業績が良かったとしても、外部環境が改善されたり、通期での業績改善が誰が見ても明確くらいのレベルでなければ、保守的な態度を崩さないと思います。

そのため、このタイミングで通期業績は上方修正をすることは余り無いと思ってます。

更に、私の場合は不人気株を購入しているので、好業績が悪くなかった場合でもも、株価は余り上がらないと言った、微妙な株価の推移をするのかな~と想定しています。

ただ、私自身としては、株価の下落リスクが低い銘柄を好んで選択し、中期的にEPSの改善によって、株価が上がっていく可能性が高いものを中心に選択しているため、上記の状況であれば問題ないかなとは思ってます。

あとは、結果を待つのみですね・・。