日経平均が年初来高値を更新した理由とは?米中貿易摩擦は解決されるのか?

米中貿易協議の進展で、日経平均が年初来高値を更新!

本日の日経平均は、米国株高を受けて上昇し、一時上昇幅は400円に達し年初来高値を更新しました。

これは米中貿易摩擦において、解決に向けた部分的な合意がなされたことが、大きく起因しています。

また、安全資産として買われてた円も売られたことで、1ドル-108円代の後半辺りまで円安に進んでいます。

今年の8月~9月頃までは、105円~106円辺りを推移していましたが、108円代を超えて109円代辺りまで戻ってくると、輸出が多い日本企業に取っては企業業績に対してはプラス材料となります。

また、ギリスの欧州連合(EU)離脱をめぐる協議も大詰めを迎えており、市場の憶測通り離脱協定が合意されると、こちらも株価の押し上げ要因となります。

また、こうした動きを先どっているのか、ポンドも買われており、これも円安の要因になっているのかもしれません。

本当に、合意されるのか疑問な部分はありますが・・。

何れにせよ、マーケット全般の投資マインドとしては、決して悪くない状況なのだと思います。

政治動向によって影響される相場では、慎重な対応が不可欠である!

但し、こうした状況の中で、トランプ大統領のコメント一つで、雰囲気を一変させられたことも記憶に新しいと思います。

これまでも合意するぞ!と何度も見せておきながら、土壇場で物別れと言うことが何度もありました。

こうした政治動向への警戒感から、株価が上昇すると早めの利確なども発生しますので、一方的な上げ相場になるかと言うと疑問の残るところではあります。

因みに、こうした政治動向によって、相場が大きく影響を受けてしまう時期は、非常に難しいなと言うのが実感です。

リーマンショック以来の長い上昇相場を経て、株価の下落局面が懸念される状況の中で、投資家も相場の動向を見極め難くなっているのだと思います。

こうした状況の中で、サプライズ感のある政治ニュースが発生すると、株価が過剰に反応しがちになります。

また、中長期的に投資を実施する場合、どのタイミングで企業業績が悪化局面に移行してしまうかも読み難かったりします。

こうした状況もあり、個人的にはやや短いスパンで、小さな利幅を固く取るような手法が多くなっています。

ただ、こうした状況の中で、数銘柄で大きく「ドカン」を食らってしまったので、小さく積み重ねたものが飛んでしまいました!!

典型的なダメパターンですね・・。

まあ、こうした「ドカン」を如何に防げるかが、最重要だと思っているので、そこを徹底的に突き詰めて行くしかないのですが・・。

本当に、株式投資は試行錯誤の繰り返しですね!!