消費税引き上げに伴う、一時的な駆け込み需要があった銘柄の株価はどうなるのか?

日経平均が続伸するなかで、今後の株式相場はどのようになって行くのか?

本日の日経平均も続伸でした。

上海総合指数などは、小幅とは言えマイナスで引けるなど、冴えない値動きをする中で、日本株の強さが目立つような相場観となっています。

そのような中、欧州中央銀行(ECB)は24日の定例理事会で政策金利を据え置くことを決定しました。

また前回9月の決定通り、11月から月200億ユーロのペースで資産買い入れを再開し、「必要な限り」継続することを確認しています。

一方、米国に目を移すと、日本時間で言うと10月30日(水)~31日(木)のFOMCで、金利の引き下げが行われるのかが注目されます。

最近の株式相場の状況や、市場の金余りの状況を見ると、果たしてこれ以上金利を引き下げて、資金を市場に投下する必要があるのか疑問ではあります。

6-8月期決算発表が一巡したが、結果はどうだったのか?

10月半ばまでに6-8月期決算発表が一巡し、10月末から11月にかけて7-9月期決算発表が本格化して行きます。

6-8月期決算発表ですが、10月より開始された消費税の引き上げに伴って、小売セクターなどは逆風が予想されていましたが、比較的、健闘していると受け止められるような業績が多く見受けられました。

但し、消費税引き上げの直前でも、例えばドラックストアーの前に長蛇の列が出来ていたことも記憶に新しいかと思いますが、やはりこうした部門の銘柄は消費税引き上げの反動減が避けられないのではと思います。

消費税引き上げによる反動減が想定される銘柄は、仕込み時かも!

個人的には、10月の初旬辺りから、こうした銘柄を少しずつ仕込み初めました。

一部の銘柄では、反動減を先回りする動きなのか、値崩れをし始めている銘柄もありますが、依然として、まだ高値を推移している銘柄が多くあります。

このような状況の中、企業の収益構造に改善傾向は見られないが、一時的な消費税引き上げの駆け込み需要で、株価が高値で推移しているような銘柄が、今後も継続して売り上げを伸ばし、株価を維持出来るのかは疑問の残るところです!

そのため、こうした銘柄を空売りしておくと、消費税引き上げによる反動減が顕在化してくると、株価も値崩れしてくる可能性もあります。

但し、企業の収益構造が改善したことによって業績が改善している銘柄の場合、こうした株式を空売りしてしまうと、その後も株価が上昇を続け、悲惨なことになり兼ねません!

そのため、四半期決算の発表資料だけでなく、月次発表資料なども含めて丹念に分析し、業績変化の原因を慎重に見極める必要があります!

とは言え、反動減が無かったとしても責任は取れませんので、自己責任でお願いしますが・・(笑)