ファーストリテイリングとファミリーマートの2銘柄で、指数を約38円分も押し下げる!

株価指数への寄与率の高い銘柄の下落が、目立つ状況となっている!

日経平均については、9月の上旬頃から強い上昇局面が続いて来ました。

途中、消費税引き上げや配当落ちなどの影響もあり、10月の初旬に少し下落した時期もありましたが、直ぐに切り返して強い上昇が続いて来ました!

しかし、ここ最近では、若干、上昇の勢いが削がれています。

これは、米議会上院が19日に「香港人権・民主主義法案」を全会一致で可決したと伝わったことで米中の貿易協議の進展に悪影響を及ぼすことが懸念されたことや、香港情勢が悪化の一途を辿るなど、海外の政治的なニュースが起因していると想定されます。

日経平均の上昇はストップし、一時的な下落に転じてしまうのか?

国内でも、4-9月期決算発表が、凡そ出揃いました!

当初は、業績が芳しくないにもかかわらず、思いの外、株価が下がらないなと感じることが多かったのですが、ここに来て株価の上昇に一服感が出始めています。

特に、指数に大きく寄与する銘柄の下落によって、日経平均などが大きなマイナス影響を受けている状況が見て取れます!

例えば、昨日(11月19日)ですと、ファーストリテとソフトバンクGの2銘柄で、指数を約34円分も押し下げています。

本日(11月20日)でも、ファーストリテイリングとファミリーマートの2銘柄で、昨日と同じように、指数を約38円分も押し下げています。

また、東京エレクトロンやファナックなども、追随するような形で、株価が下落傾向になっています。

これが一時的な下落に留まるのか、一時的な下落局面に移行するのかは、注意が必要な状況となっています。

ただ、例えばソフトバンクGの場合ですと、米国のウィーカンパニーに対する評価損が約4,977億円に及んでいます!

ここ最近の株価の下落で、既に業績悪化を織り込んでいたのかもしれませんが、ここから株価が切り上げて行くかと言われると疑問ではあります!

少なくとも私は、まだ積極的に買いたいとは思えません!

業績発表が悪かったが、外部環境に連動して上昇している銘柄は、空売りのチャンスかも!

さて、今年も残り一ヶ月ちょっとになって来ました!

本当に、時間が経つのは早いですね・・。

巷では、来年のカレンダー配りなども始まりだしている頃です!

残り一ヶ月ちょっとがどのような相場になるかは分かりませんが、今回の業績発表で、結果が悪かったにもかかわらず、相場全体の上昇に連動して上昇している銘柄も多くあります。

こうした銘柄の短期的な空売りをするには、適した時期になってきたかなと感じています。

但し、米中貿易協議が締結などのニュースが出てしまうと、一気に株価も上昇する可能性がありますので、一気に資金を投下してしまうと危険ではあります!

勿論、米中貿易協議が締結された場合でも、材料出尽くしで、株価は下がる可能性もありますが・・。

と言うことで、全般的には引き続き様子見なのは変わりませんが、業績発表が悪かったにもかかわらず上がり過ぎている銘柄に、少しずつ資金を投下し始めた状況です!

さて、残り1ヶ月ちょっとになりましたが、気を抜かずに一緒に頑張りましょう!!