株式投資をやられている方の中で、大半の人が勝てていないと言われます。
なぜなのでしょうか?
勿論、理由は色々とあります。
ただ、大きな理由に、「負けた時の対処方法について、圧倒的に蓄積量少ない」というものがあります。
投資でトータルで勝てていない人が多い理由とは?
そもそも、私たちが投資をする際に、負けることを前提に、投資にエントリーする人はいません。
その投資によって、勝てる確率が限りなく高いため、貴重な資金を投入する訳です。
そのため、投資に真剣に取り組んでいる人は、普段から「どうやったら勝てるのか?」と言うことを、毎日のように考え続けることになります。
こうして、投資を続けて行くと、ある程度のタイミングで自分の投資スタイルが整理できてきて、勝てることが増えてきます。
しかし、こう言っては何ですが、「何割かの確率で勝つ!」ということは、投資を続けて行けば、大半の人は出来るようになります。
少なくとも真剣に投資に取り組んだ人の場合は、多くの人が、ここまではたどり着くことが出来るのだと思います!
投資で負け方をコントロール出来ている人は、意外と少ない!
しかし、それでもトータルで見ると、残念ながら勝てていない状況の方が多いのです!!
何故なのでしょうか?
トータルで勝てていない人は、自分の投資結果を、今一度、見つめなおしてみて下さい。
そして、多くの人が、負けた時に、コントロール出来ずに負けているのではないでしょうか?
株式投資における、良くある負け事例とは?
例えば、株式投資などに良くある負け事例として、
ある銘柄に資金を投入したものの、自分が想定した方向とは違う方向に株価が動いてしまったと言うことが良くあります!
しかし、多くの人は、株価が反転して、そのうち自分の買値まで、株価が戻るだろうと思って放置してしまいがちです!
しかし、株価は買値まで戻るどころか、逆に自分の想定を超えて損失が拡大してしまったとうことは良く起こります!
そして、株価が戻ってくれという願いも虚しく、株価が低迷し、やむなく損切を実施することとした。
と言ったようなことです。
自分の取引が、コツコツドカンになっていないか?
上記の場合だと、まだ損切が出来ているので、救いようがありますが、大半の場合は、塩漬け株にしてしまうことが多いと思います。
所謂、「コツコツ・ドカン」の状況です!!
いや、多くの方は「コツ・ドカン・ドカン」と言った状況なのかもしれません・・・。
このように、勝てることが多くなった場合でも、損失をコントロール出来ていないということは良くあることだと思います。
株やFXなどで、コツコツドカンを回避するためには、どのようにしたら良いのか?
このような状況をどのようにして打破すればよいのでしょうか?
その答えの一つになってくるのが、冒頭で触れさせて頂いた「負けた時の対処方法について、蓄積量が圧倒的に少ない」という言葉になります。
簡潔に言ってしまえば、負け方をコントロールできるようになると、圧倒的に資金の減少が少なくなります。
勝ちは、一定の割合で出来ている中で、負けた場合の金額が減少することになりますので、当然と言えば、当然です!
しかし、この負け方をコントロール出来ている人は、意外と少ないのだと思います。
投資の世界で、全ての取引が勝てることは無い!
一つ忘れてはならないのは、投資の世界において全ての取引で勝てるということは無いということです!!
どんな投資家であっても、必ず負ける時はあります。
しかし、その負け方によって、投資成績が大きく変わってきます。
一発負けで、全ての資産を吹き飛ばしてしまうこともあり得ます!
よって、勝つことよりも、どのように負けるかということを、普段から考える癖をつけておかなければなりません!!
投資で負けをコントロール出来るようになるには?
冒頭で、勝てない理由の大きなものに、「負けた時の対処方法について、圧倒的に蓄積量少ない」というものがあると、触れさせて頂きました!
ここで言う、「負けの蓄積量」とは、投資において避けることの出来ない負けを、どの程度コントロール出来るかと言った、対処法の蓄積量のことを指しています!
当然、この蓄積量は多いに越したことは無いのですが、学び方については大きく分けて2つあります。
投資における負け方の蓄積方法(その1)
1つは、実際の取り引きで、負けた際の経験の蓄積です。
先にも触れた通り、投資を行っていくと、残念ながら必ず負けてしまう時はあります。
しかし、多くの人が同じような負けを繰り返すだけで、そこから学ぼうとしないのです。
なぜなのでしょうか?
それは、
多くの人が、負けた時に考えるのは、
「次はどうやったら勝てるか?」
と言った思考で物事を考えるからです!!
勿論、勝つことにフォーカスして努力していれば、次のタイミングでは勝てるかもしれません!
しかし、その次のタイミングで負けた時に、想定外の負け方をしてしまって勝ち分を吹き飛ばしてしまうのです。
所謂、コツコツドカンを繰り返してしまう訳です!
よって、負けた時は、その原因や経緯を分析した上で、経緯や考えたことなどをしっかりと書き残し、次の取引では同じ過ちを犯さないように徹底することが不可欠になります!!
投資における負け方の蓄積方法(その2)
2つ目は、一般的な投資における負けパターンや、他人の負け事例などを通じて、学ぶことです。
どのような状況になると、多くの人が負けているのか?
そうした負け事例を、自分にあてはめるとどうなるか?どのような状況だと、自分も負けてしまう可能性が高いのか?
想定出来ない負けが生じることを想定して、投下する資金を、どの程度に留めておくか?
想定外の含み損を抱えてしまったことをイメージして、取り戻そうとせずに、冷静にロスカットは出来るか?
など、普段から、投資の負けパターンの定説や、それに対する自分の対処方法について学び、自分の中で回避策や対処法などの、蓄積量を増やしておくことが重要なのです。
投資を始めたばかりの人は、勝ちと負けをどのような順番で学べば良いのか?
投資を始めたばかりの方は、まずは「どのようにしたら勝てるのか?」と言うスタンスで投資に臨むのは問題ないと思います。
しかし、一定のレベルに至った時には、どのようにしたら負けないのかという方向に、頭を切り替えることが重要です。
このように頭を早く切り替えれるほど、手元の資金の減りは少なくてすみます。
因みに、投資を始めたものの、なかなか勝てないと言う人が、勝てるようになるまでのステップについては、以下のページに記載していますので、良かったらご参考にしてみて下さい!
ただ、こればかりはどうしても場数をこなして行かなければ、一部の天才を除いてたどり着けないため、頭を切り替えられるようになるまで、投資の世界で生き延びる必要があります。
そのためには、一気に儲けようとせずに、小さな資金で場数を踏むことが重要です。
当然、投下する資金が小さければ、想定していなかった自体によって損失を被ったとしても、負けの絶対額としては許容できる範囲に収まるものです。
こうして場数を踏みながら、負けにくい状況が出来上がってくると、気が付いたらトータル的に勝てるようになっていたと言う状況になって行くのだと思います。
何割かの確率で勝つということは、投資を続けて行けば、大半の人は出来るようになります。
ただ、トータルで勝てるようになると言うには、負けをコントロールできるようになる必要があるということを理解出来るかが、投資家として大きな分かれ道になるのだと思います!!