株式投資で安定的に勝てるようになったとは、どんな状況なのか?

株式投資を続けていく中で、投資関連の本や雑誌などで、「私は株式投資で安定的に勝てるようになりました~!」と言う言葉を一度は目にしたことが有ると思います。

最近だとユーチューブ動画などでも、そのようなことを仰っている方も多くいらっしゃいます。

やはり、投資家として目指すべき第一歩は、この「安定的に勝てている状況」にたどり着くことなのだとなんだろうなと思ってます。

勿論、プロの投資家であっても、全ての取引で勝ち続けることは不可能であり、プラマイをトータルして勝てている状況を高い確率で実現し、それを継続できている状況と言った感じで理解しています。

多くの方が株式投資をしている中で、論、勝てる時期もあるのでしょうが、給料から捻出した資金を食いつぶしてしまったりしているだと思ってます。

ただ、今までは給料の余剰金を食いつぶしてしまっていた状況が、高い確率で余剰金はそのままポケットに残り、その上で株式投資による利益が積みあがっていく状況になるので、投資家としては一般レベルから比べると、一段、上に上がれた状況と言っても間違いないと思います。

そもそも「株式投資で安定的に勝てている状況」と言うものの定義自体も難しいのですが、私の投資経験を例に、少し触れさせて頂きたいと思います。

2001年~2016年までの投資で、安定して勝てたという実感はあったか?

私は2001年から株式投資自体は始めましたが、抜本的に投資手法を見直したのは2017年となります。

この2016年までの間において、私自身が「株式投資で安定的に勝てている!」と言う実感を持てていたかと言うと、正直そういった実感はありませんでした。

理由としては、当時の私の投資手法にも起因するのですが、2017年までのメインとしていた投資手法としては、「不景気のどん底に、業績の良い割安株を購入し、数年間に渡って保有する!」というスタイルで投資を行っていました。

確かに、数年単位で考えると資金は増加して行きました。

皆様も想像しやすいと思いますが、リーマンショックのどん底の時期に、潰れるリスクが低く、将来的に業績改善が見込める会社の株式を購入しておけば、株価が上昇する可能性は極めて高いものとなります。

そのため、購入したら、数年間放置するという状況となります。

数年単位で取引していうので、少々株価が下がったところでロスカットしたりしませんし、また頻繁に銘柄を入れ替えたりするわけでもありません。

ほぼ負けのない取引をしていたため、そもそも「安定的に勝っている!」「負けている!」という判断を、自分の中で必要としておりませんでした。

しかし、この取引の決定的な欠陥は、景気サイクルを読み切ることは不可能であり、仮に不景気のどん底で仕込めたとしても、株価の上昇がいつになるかは運任せとなってしまいます。

また、株価の上昇率も、外部環境や企業業績にも左右されるので、数年先の状況を完璧に読み切ることは困難です。

そのため、株価の上昇を数年間も待った挙句、年率に直すと大した利益率にならなかったという取引も多々ありました。

つまり、資金が増えて行ったのは間違いないのですが、結果はかなり運の要素が大きい取引を続けていたということになります。

今思うと、この取り引きは、資金が既に大量にある人であれば、負ける可能性は引く、利益率も選択した銘柄によっては高い可能性もあるので、あながち間違った取り引きであるとは思いません。

ただ、自分の残り寿命を想定し、健康で居られる時間を逆算した場合、このままだと目標に達成できるかは運次第になっていることを実感した訳です。と言っても直ぐに死ぬつもりはありませんが・・・(笑)

このような経緯もあり、2017年に抜本的に株式投資の手法を見直したという訳です。

2017年からの投資手法の見直しで、安定して勝てるようになったか?

では、現時点において「株式投資で安定的に勝てるようになったか?」と問われると、残念ながら、まだ「NO」と言う答えになると思います。

今月末に、このブログで7月の株式投資の結果を報告させて頂く予定ですが、最終的に集計してみないと分かりませんが、ほぼ間違いなくプラス結果になっていると思います。

詳しくは、7月の取引結果の報告で触れる予定ですが、大きな要因としては事前に仕込んでおいた中期銘柄の株価上昇によるものです。

現時点で、私のポートフォリオの大半が中長期銘柄が占めている状況です。

そのため、保有銘柄の株価の変動で、その月の株式投資の結果決まってしまうと言う状況になっています。

更にこれまでは、株価の変動がコントロール出来なくなった塩漬け株を多数保有していたため、資金の増減がコントロールし難い状況に陥っていました。

7月当初の投稿で、塩漬け株についてロスカットは実施すると明言しましたが、一定程度の処分ができたため、塩漬け株の下落による保有資産の減少は、これまでと比べると小さくなったと思います。

まあ、まだ塩漬け株は残ってますが・・。

一方で、ゴールデンウィーク辺りに、米国と中国で貿易摩擦が深刻化した時期があったかと思いますが、特に半導体関連の銘柄の下落が目立つ状況でした。

しかし、私自身としては、5G関連銘柄は後に材料として注目を浴びる可能性があるし、また米中の貿易摩擦も解消の方向に向かうと値を戻す可能性を考慮し、好業績だが売り込まれてい名柄を丹念に仕込みました。

それが、今月になって値上がりしたという訳です。

なお、7月の実績に、金額の絶対額としてはほぼ寄与していないのですが、短期取引を意識的に小ロットで取り引きをしました。

短期取引については、IFDOによって「エントリー時の株価」「利確時の株価」「ロスカット時の株価」を入力するので、資金管理自体は出来ている状況です。

後は、「勝率」と「勝った時⇔負けた時の金額」をコントロールし、絶対額としてプラスに持って行ける物なのか検証し、更に確立を高めるために腕を磨いて行くだけです。

このように考えると、私の場合「株式投資で安定的に勝てる状況」と言うのは、その姿と、今から何をどうしていかなければならないというのが、見えつつある状況なのかな~と自分自身では感じています。

株式投資で安定して勝てるようになるために、今後実施していくこと

具体的には、以下を進めて行く必要があると思っています。

まあ、当たり前のこと過ぎて、なぜ今までやってなかったの?と突っ込まれそうですが、、、、

  1. コントロール出来なくなった塩漬け株の売却を更に進めることで、外部環境に引きずられて株価が下落し、保有資金が減少することを防ぐ。
  2. 投資ストーリーが崩れていない株式を継続保有し、タイミングを見て売却する。
  3. 新たな銘柄の仕込みを実施し、ストーリーが崩れないか注視しながら保有する。(ストーリーが崩れていない銘柄で、株価が外部要因等に引きずられて株価が下がってしまった場合に、一旦ロスカットするか等は、現在ルールを整理中)
  4. 短期取引を小ロットで取引数をこなし、安定的に利益を積み重ねて行けるかの検証を暫く続ける。(短期取引で、どのような手法で取引をして行くかは、自分の中で確定済み)

その上で、得たい利益額、外部環境、生活リズム(掛けれる時間とか)、リスクなどを考慮して、保有している資金の配分を決めて行くのかなと思ってます。

「言うは易し!」なのですが、私が「株式投資で安定して勝てる状況」になるには、まずは短期投資で安定して勝てるかの検証と、現在のポートフォリオの再整理、そして中期投資の銘柄分析の向上が不可欠な状況です。

完ぺきではないですが、ある程度、「安定して勝ちだした!」と言う状況に持って行くにも、もう少し時間が必要そうです・・。

成功への道筋が具体的に見えた時には!

サッカーの本田選手の名言に

「成功へ向けた具体的な道筋が見えた時、それはもう成功に等しい!!」

という言葉がありますが、本当に私もそう思います。

いや、自分の今が、そうであると信じたい!!

因みに、投資を始めた後に、どのようなステップを経て、勝てるようになっていくかについては、以下の記事が分かり易いかと思います。